これは、作者さんが自動車教習所の合宿に参加したときに、「まずい料理」を食べなくてはいけなかったときのお話です。
おいしい料理というのは、食べた人にエネルギーをくれますよね。
一方のまずい料理というのは、全くプラスになる要素なんて何一つないと思っていたのですが、この作品を読むと「まずい料理」があることによって頑張れることもあるんだな……と思ってしまいました。
もちろん、おいしい料理のほうが絶対にいいに決まっています。
ですが、自然豊かな教習所の周辺に、どうしても「まずい料理」しか出してもらえない中華料理屋しかなければ、卒業するのを「のんびりやろう」と悠長なことが言っていられなくなります。これがせめて車で運転できて、お店のある場所まで行ければいいのですが、その免許を今取る真っ最中なわけで、何ともしようがありません。
(コンビニもあったようなのですが、色々事情があって作者さんは利用できなかったのです……)
さて、作者さんは最短で自動車教習所から脱出(?)できるのでしょうか。
作者さんには申し訳ないのですが、笑えるお話です。
気になった方は読んでみてはいかがでしょうか。
いいやもうね、タイトルがすべてを語ってると言いますか、普通はね、賞味期限が三週間も切れてるヨーグルトなんて普通は一発退場のブツですよ。
しかもこれね、開封済みのやつですから。
まだワンチャン、未開封なら私だってトライしたかもしれない。ですが、開封済みなのです。開封済みで、しかも期限が三週間も切れているのです。一発退場のブツであるはずなのです。
ですが皆さん、タイトルを見てください。
壊してないのです。
作者様、お腹を壊していないのです。
ですが、別の料理で壊しているのです!
そんな期限が三週間も切れたヨーグルトでセーフなのに、別の料理ではアウトだったのです!
キャッチを見てください。『苦味と臭みと酸味があるんだ。ドブ水で炒めたのか?』とあります。常軌を逸したメニューです。えっ、これ、国内の話?!
国内の話なのです。
しかもこれ、時系列的には『期限切れヨーグルト』は『後』なのです。
そのドブ水で炒めたんか?みたいなブツでボコボコにされてからの『期限切れヨーグルト』だったのです。そりゃあ胃腸さんサイドも「いやまぁ、ドブ水(推定)調理のブツに比べたらねぇ。言うても私、『身体に良い食べ物』界のトップを守って来た、天下の『ヨーグルト様』だしな。三週間切れてるくらい可愛いもんだよな」ってことなのかもしれません。
長々と無駄に語りましたが、素敵なエッセイです。
私だってこんな強めのエピ一個くらい持っときたい。