確か60話あたりだったでしょうか、彩葉さんの名言、あなたの補機になりたい、が巡り巡ってジョバンニくんの夢となる。
好きを抑圧されている仲間たちを支える補機になるべく、いじめと向き合うために、本を手に取る。
なんだか、読んでいて良かったなと思う瞬間でした。本作における、盛り場、ピーク、ひとつの集大成とも感じられます。
まだまだ悲観的なところもありますが、ジョバンニくんの成長する過程をじっくりと見てきた私としては、大変感慨深いセリフでしたよ。
作者からの返信
苛烈ないじめを受け続けていた事を告白した時に、彩華から伝えられた『あなたの補機になりたい』という言葉。
あの時の譲司は、まだ自分と彩華の事を考えるだけで精一杯でした。
それが、様々な出来事、様々な出会いを経て、色々な人の考えに触れて成長する事で、より広い考えを持つことが出来るようになった。
そして、その中で得た様々な考えを、より多くの人たちの『助け』に昇華したいと夢を抱くまでになった……。
あっという間に過ぎた時間の中で、譲司は間違いなく一回りも二回りも成長しました。
そんな彼の姿を受け取ってくれて、作者としてとても嬉しい限りです。
応援コメントありがとうございました。
補機、久しぶりに出て来た言葉ですね。
確かに散々苦労した譲司ですから、誰かを支えるにしても親身になれるのだろうと思います。
こうなってくると将来の譲司の夢なんかも気になってきますね。
きっと誰かを支えるような仕事を望むんだろうなと。
作者からの返信
長く辛い日々の中で未来の事を考える事すら碌に出来なかった身として、これから少しづつ自身の将来について考える機会を得ていくのかもしれません。
ただ、確かなのはどんな未来であっても、譲司は『誰かを背中から優しく押し、転げ落ちそうになったら受け止める』=『補機』のような存在になれる未来を選ぶであろう、と言う事でしょうね。
応援コメントありがとうございました。