転入先を選ぶ、これは転職にも通じるところがありますね。
学生がリサーチして吟味する、社会経験や知識に乏しい者にとっては並大抵のことではありません。今回で言えばしかるべき導き手とその助けがありましたから、今度はその後押しが必要なタイミングにも思えました。
珍しく一人で抱え込んでしまったジョバンニ君、鉄デポにも頼れませんでしたか。複雑でデリケートな話題ですものね。
幸い救いの女神がまたしても手を差し伸べてくれました。もちろん転入するのは二人ですから、二人で考えるべきかもしれません。
自身に置き換えると全て親の意向で、決められたレールの上を走っていた気がします。選択権があるというのも羨ましいようで、悩ましいですね。
教頭先生の学校に転入を決めるのかよく話し合ってほしいものです!
作者からの返信
譲司としては、様々な選択肢がある中で最も惹かれているのが『教頭先生の学校』だったわけですが、逆にあまりにも美味しい話だからこそ余計に警戒感が増してしまっているのかもしれません。ましてや自分のみならず彩華の運命も決める事になる訳ですからね……。
そんな中でも、力になる事をはっきりと述べる彩華は、本当に譲司にとって頼もしい存在なのは間違いないでしょう。
決められたレールの上を走るというのは確かにネガティブな意味合いを持ちやすい比喩かもしれませんが、人生のレールを自分の力で敷くというのもまた大変なもの。
果たして、譲司はどのような選択をするのか、次回も読んで頂ければ嬉しいです。
応援コメントありがとうございました。
大手私鉄でも失敗することがあるんですね。失敗から学べばいいわけですが。
そのためには一歩踏み出すことでしょうね。
作者からの返信
戦争という時世も影響したのですが、今回の場合、導入前にしっかりとした予測や計算をしたとは言え、様々な費用をケチろうとして逆に苦労する羽目になった、という完全な失敗例でした。
ただ、こういった様々な失敗や挫折を経て、それにめげずしっかり学んだうえで新たな要素を手に入れ続けているからこそ、『大手』と呼べるほどの規模の鉄道で居られるのかもしれないですね。
応援コメントありがとうございました。