自己肯定感の重要性

第1話 自己肯定感がある事でのメリット・デメリット

1.日本人の特徴として

 私たち日本人の多くは謙虚さが強く、海外の様に〇〇出来るなどと言った表現をしない事が多い。

 もちろん、それが悪い事ではなく控え目な部分が強味なのが私たち日本人の美徳じゃないかと思う。

 しかし、その美徳がある事により「自分は素晴らしい」といった概念が欠落してる要素を感じることが多くあり、あまり自他共に自信を持てない人が多いのではないか?・・・と、強く感じる事がとても増えた様に思う。

 私の考えとしては、自分の持ち味があって他人との調和が取れて初めてお互いに価値が見いだせる様に感じる。

 自分や相手も含めてお互いに必要な存在なんだ・・・って思える事が一番重要であるのだが、どうしても周囲を見ていると、あまりそういう尊重するとか、そういう人たちが多いとは言えないような・・・気がしてならない。


2.揚げ足を取っちゃう人の多さ

 すべてではないが、一見魅力的な人が居ると嫉妬するのか、僻みなのか、他者に攻撃的になって蹴落とそうとする人が必ず現れるのは日本独特だという。

 私もすべてではないが、情報を色々と調べて感じたのだが海外を例にすると、自分に自信がないと努力しようとするのが正常だが、どうやら揚げ足を取ったり、批判するのが多いのは、どうやら日本人の特徴らしい。

 恐らく、これは横のつながりを重視する中で一人だけ目立つと自分だけ恰好悪いとか、面白くないという心理から攻撃的になる点では残念ながら日本人の幼稚性が疑われてしまう。

 また、海外と日本の大きな違いは宗教を信仰しているかの有無の影響も大きいと考えられる。

 日本人の多くの人は信じる目標がないことで、過度に不安定になりやすく他者に攻撃しようとする傾向が強い。

 海外は、宗教であっても信じる目標がある事で肯定感情も高めである。

 決して宗教だけが肯定感情を高めるものではないと思うのだが、信じる目標があるとここまで肯定感があるのかと思うと、日本はやっぱり色々と遅れてるのは否めない。

 

3.昭和のモデルがあったから頑張れた日本人の多さ

 日本が戦争を経験して、底辺から日本を支えた一部の方たちの影響で日本は確実に成長してきたと言われている。

 その中で、全体が同じ方向を目指せる雰囲気と聴いているのがバブル経済時期。

 そのころの日本はまだ景気が良かったと聞いており、全体が目指せるロールモデルがあったから、雰囲気も良かったと思われる。

 誰でもとは言わないにせよ、雰囲気が前向きになっていた状況だった事から目指せる目標のために頑張れる人が居たのではないか。

 

4.平成、令和の今、多くの日本人にとってのロールモデルが存在しない

 バブル景気の頃は、心療内科とか精神科医の仕事が無くなる様な話もあったようだが、時代が確実に進むにつれて需要が極端に増えてきたのは言うまでもない。

 多くの日本人にとって、ロールモデルが存在しない事で、確実に目的意識が問われる時代になってきたと思うが、多くの人々にはそういうモデルが存在していない事が多く、不安定な日々を送っているケースがとても多く感じる。

 増税や物価の高騰、日々生活を送る事がこれだけ大変になってしまった今、いかに自分を肯定していく力が重要かがよくわかる。

 私は決して宗教を信仰しろと言いたいわけではない。

 いかに自他共にお互いの魅力、存在価値を尊重出来るかが、私たちの未来を決めるかという事をお伝えしたかった。

 お互いに必要な存在であることを肯定する事が出来るなら、今やらないといけない大切な事がきっと見えてくるはず。

 今まで当り前に思った事にも違和感を覚えたりもするし、異常さに対して反省も出来るだろう。

 何よりも、気づくという事が重要になってくるのは言うまでもない。

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