この章は、忍の心理描写が深くて興味深いです。忍は自分の才能や情熱を失ってしまったことで、自分らしさや目標を見失っています。
泥棒の存在も気になりますね。水田という神父は本当に信頼できる人物なのでしょうか……。少しだけ、怪しげな匂いがします。
話は脱線しますが、オリジナルが尊重される絵画の世界は文学とも共通する雰囲気がしてきました。☆*: .。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
作者からの返信
神崎 小太郎様、コメントありがとうございます。
忍は絵画にやる気を見いだせなくなっていきます。
それで体操に走るのですが、そのあとどうなるかは追い追い判明します。
絵画はオリジナルの良さで評価が決まりますから、いくら模写しても評価されない。
小説も他人の文章を借りてくるだけでは駄目で、自分なりの表現を大切にしたいですね。
お父さんには、パトロンとしての考えがあったのですね。息子と齟齬があったり、襲撃を受けたりと、ここまでのやり方も上手くなかったのだろうとは思いますが……。
水田さん、お父さん繋がりの人物だったのですね。
作者からの返信
羽鳥(眞城白歌)様、コメントありがとうございます。
個人のパトロンなので、資金のやりくりはかなり得意な方なんです。
ただ、金の管理の意識が強すぎて、妻・悦子の絵はなかなか売らない。
それにも理由があることはのちに語られます。
水田さん、傑さんのパトロン仲間で、義統コレクションを管理している画商でもあります。この時点ですでにタッグを組んでいますので、これを書かないと『怪盗コキア〜額の中の名画』で齟齬が出るのでここで出しました。
こんにちは。
お父さんにはお父さんの確たる考えが有るのですね。
お母さんの絵を頑なに売ろうとしない、何か別の真の狙いみたいなものが有るのでしょうか!?
忍くんはこの後どういう成長を果たしていくのか?
水田さん、なんとも怪しい感じですね!
「なにせ神父だ」が「にせ神父だ」に見えてしまい、余計に怪しさMAXです。
作者からの返信
大木 げん様、コメントありがとうございます。
お父さんなりに考えてはいるんです。でもそのありがたみがわかるのは今ではないんですよね。
絵は外部に売らない限り金額は付きませんからね。
とくに傑作と思えるものは売らずに所蔵して、忍へ託そうとしています。
ちなみに水田さん。「にせ神父だ」もので (笑)
いちおう教会は開いていますが、本業は画商とパトロンです。
とくにパトロンのネットワークを取り仕切っているので、神父などしなくても暮らしていけるんです。
だから意外な人物とも接点があります。