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この章は、才能ある若者が社会の期待と自己の願望との間で葛藤する様子を巧みに描き出している。
そして、忍と三原さんの揺れ動く感情もストレートに伝わってきます。絵の才能は認められ、その絵が学校で展示されることになるけれど、彼自身は友達を作ることや普通の生活を送ることに憧れています。
“才能は孤独を生む、しかし友情はそれを癒す。”
といったところでしょうか。
この矛盾した感情が、物語に深みを与えていますね。
作者からの返信
神崎 小太郎様、コメントありがとうございます。
この章は、のちにあることが起こること布石なんです。
そのときに忍くんと玉置刑事との関係も描かれることになります。
なまじ小学生絵画コンクールで内閣総理大臣賞を獲ってしまったがために、まわりの期待が高いんです。
ちょっとこの回想シーンは冗長かもですねー。あと子供がみんな致命的に子供っぽくないです。この後の展開にどう繋がるかはまだわかりませんが。
作者からの返信
ゆうすけ様、コメントありがとうございます。
実はこの「逸話」シリーズは文字数合わせの意味合いが強かったんです・
おそらく過去話を入れないと7万字くらいになるはずです。
いちおう理由としては「忍の画力の源」を書いておかないと、いきなり倒叙ミステリー風にした怪盗ものが、盗まれる側と盗む側の動きしか書けなくて、なぜ怪盗の模写が一級品なのかの説明ができないかも。
ということで入れてみたんです。
怪盗コキアの犯行は、かぎりなく本物に近い模写とすり替えるパターンなので、画力の源は欲しかったかなと。
あと、ここで玉置刑事が出てくるので、第一話からの伏線を回収しているところでもありますね。
連載が終わってから、冗長なところを刈り込みたいと思います。
ご指摘、誠にありがとうございます。
なるほど、担任の処置は実にうまいですね。
「絵の権利は第一に作者である義統くんに、第二にモデルとなった三原さんに、そのどちらかに帰属するまでは学校が預かる」納得です。
作者からの返信
綾森れん様、コメントありがとうございます。
うまい落としどころですよね。描いた人は製作者だから最優先、モデルは肖像権もあるからその次に。どちらかが主張しなければ小学校で飾る。
誰も損をしないので、担任も頭をひねりました (^ ^)