荊薔薇の祢禰さま、りるるの大先輩……で納まりそうのないお方ですが。またしても魅力的な背景、沈丁花についても教えて下さるのかしら。
牡丹さん、突然のご指名にも流石の対応。物書き万歳。
でも……柳太郎くんがだんだん不憫になってきました。(井戸端劇場の効果はバツグンだ!)
作者からの返信
@hikagenekoさま。
そうですね、祢禰さんは瑞香・りるるの大先輩。
あやかしというわけではないのですが、千年生きてますし。
さて、瑞香はどういう命を、生きてゆくのでしょうか。
牡丹さん、エライですよね。即興できるひとは才能ある! カクヨムに投稿してほしい!
そして柳太郎は、次話でさらに……。
編集済
2次創作「沈丁花は井戸端会議を所望する」
僕は柳太郎。今日は遊郭に貰われて来た小さな子供達に文字を教える日だ。僕はこれでも先生なんだ、えっへん。
柳太郎「さて、今日は大晦日だ。明日の書初めの練習をしよう! それとね、言葉の意味をきちん知らないと駄目だよ。想いを込めて書くから大切なんだ。みんな、今日はそういう勉強もしようね」
禿(かむろ)の聡子「はい、はーい! 先生!」
柳太郎「おっ、元気がいいね、はい、さとちゃん!」
禿の聡子「先生! 『童貞』ってどういう意味ですか?」
柳太郎「ぶぅ――――――――っ! ぶはっ、ごほっ! ちょ、さとちゃん!」
禿の涼子「先生! 『まぐわる』ってなんですか?」
柳太郎「どひぃいいいいいいいい、ごはっ! ちょ、ちょ!」
禿の鈴奈「先生! 『女を知る』ってなんですか?」
柳太郎「あひぃいいいいいいいいいいいいいい(赤面)、ポッ」
禿の聡子「ちょっと、みんな、先生が困ってるじゃない! 一度に質問したら駄目だよ! 先ずは私! 先生! 『童貞』ってなんなんですか?」
柳太郎「いゃ、そ、それは……」
禿の聡子「もう、先生! ちゃんと教えて下さい! 『童貞』ってなんですか、ど・う・て・い!」
禿の女の子達全員「先生、童貞! 童貞! 童貞! 童貞! 童貞!」
柳太郎「ううっ、ふぇえええええええええええん、僕、もう帰るぅうううううう!」
すっと柱の陰から現れた祢禰「にゃはははは、お前達、柳太郎を泣かす呪文は面白かったかの? ほれ褒美の菓子じゃ、たんとくやれ」
この翌日の新年、遊郭の壁には禿の女の子達全員が書初めで書いた「童貞」の文字が貼りだされ、それ見た柳太郎は寝込み、祢禰が「縁起物じゃぞ、もそっとしっかりみんか!」と暫くからかい続けたそうな( ;∀;)
作者からの返信
ふくやまさん。
やばい。コメント先に出版されちゃう。
ごんろく「まいどー俥屋です」
柳太郎「……あ、どうも」
ごんろく「どちらまで?」
柳太郎「……里に、帰ります」
ごんろく「(事情がありそうだな)いろいろ、あったんでございましょう。でも、ね、君はそのま」
柳太郎「(背中たっち)椿が命ずる。黙れ」
ごんろく「……。……。……」
こんばんは。
「遊楽を、よう見よ。声を聴いておけ。後悔することのないようにの」
……慈しみと冷たさを持つ祢禰さん。切なくなりました……。(´;ω;`)
長い時を生きているのですね。
作者からの返信
加須さん。
祢禰さん、何千回も、何万回も、泣いたんでしょうね。
そうしてもう、なぜ泣いているのかもわからなくなって。
瑞香に向けた言葉は、覚悟を迫るものでした。