コメント失礼します。
第2話まで、と思ったのですが思わず次の話まで読んでしまいました。
遊楽の雰囲気といい、利蔵の娘思いといい、それぞれの思惑が入り混じっていて、とても惹きつけられるものがありました。おそらく、舞台が明治だからというのも妖が現実味を帯びているんだと思います。
続きが気になるのですが、本日はここまで。
また読ませていただきます!
作者からの返信
名無之権兵衛さま。
おっしゃるとおり、わざわざ明治を舞台としたのは、描こうとしたあやかしの艶、夜の昏さ、空気の重さが、明治の夜に合っているのではないかなあと思ったためです。
そのことがお心に響いたのであれば嬉しいです。
ぜひ、続きもお付き合いくださいませ!
編集済
洒脱な文章で雰囲気に溢れ、それでいて長くなく読みやすくって。
描かれる色々なものへの知識、なじみがあり、それが端的さをともなう風情を作ってらっしゃるのだなと感じました。これはもう、自分にはとても真似できないやつ。
お話として推されていくだろう情感の、その仔細の部分が自分の好むところとはまた異なったのですが、それでも、自分が及ぶところでないお達者さには敬服いたしました次第です。
文面の、艶のある端正さもさることながら、序盤のここまでの展開も最高と感じました。風情の個性を全面に出しつつもツカミとして強力で、どんなお話かもよくわかる。
評の★、心からのものですので、さしつかえなければ受け取ってやってください。
作者からの返信
伊草いずくさま。
たくさんのお言葉、お星さま、ありがとうございます。
本作はもう、わたしが好きな世界、空気、色を、全力で置いてきています。どろり蕩けて、匂いが立ち上がり、花は視界ぜんぶを覆うのです。読者さまを、そうした世界に置かせていただくことが、わたしの役割と思っております。
そうした世界に、すこしでも堕ちていただけたのなら無上の光栄です。
物書き志望であるというプロフィールが、こう活きるんですね。
りるるは彼女自身の想像力から作られたと。
作者からの返信
雨蕗空何さま。
はい、りるるは瑞香がずっと想い描いていた、つよい自分です。
つよい生き物は、彼女にとっては、尖った耳と長い尾をゆうする、あやかしだったのです。
「どうか、願います、娘を、瑞香を、救ってください……」
名シーンですね。
というか今回は名シーンしかないw!
噛みつかれる瑞香に問いかけるところとかほんとゾワゾワしたし、
りるると唱えた瞬間には確かに鳥肌が立ちました。
この回はほんと格好いいです。
作者からの返信
菅野 事案さま。
わーい!
なにかというと、作者自身が、瑞香の「り、る、る」の台詞、ぞくぞく鳥肌立てながら書いてたのです! 伝われ伝われ、って!
伝わってよかったー つД`)
ありがとうございます!