最悪だけど最高です!

最初から最後まで物語の緩急は感じつつも雰囲気自体は変わらないので、

この世界に没頭しながら楽しく読ませて頂きました。

え!パンツ?と最初の方は戸惑いながら読み進めましたが、

次第に話の面白さの方が戸惑いを上回っていき、
ティーパの口から飛び出す素っ頓狂な説明も自然と受け入れられるようになったことに驚きました。

シリアスなシーンが来たかと身構えるも次のシーンでは彼らの持ち前のキャラでコミカルになってしまう所が不思議とやみつきになってしまいました。

登場人物の性格もそれぞれが尖っているので、読了後も記憶に残っています。

特にディクセアのインパクトは凄いです。

いつの間にか彼女の登場を待ち侘びていました。

来るぞ、これは来てくれないと困るという場面でジョーカー的な役割を必ず果たしてくれる魅力的なキャラクターで好きです。

プロローグでお別れになってしまった妹たちの再登場を願いながら読んでいたのでエピローグは最高でした!
ありがとうございます。

一番好きな所を挙げるなら、第2章の話です。

話の流れも好きなのですが、ケミーが終始いい子すぎて、もう大好きな話です。

リカの大変辛い姿の表現も素晴らしく、気持ちを揺さぶられながら読むことが出来ました。

個人的な話ですが、初めての10万字以上の作品の読了がパンツイーターでよかったです。

すばらしい作品をありがとうございました。

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