男の子のヴァイオリンのシーンに泣いちゃいました。女の子をちゃんと送ってあげることができて良かったです。
陣も、お兄ちゃんをちゃんと送ってあげなきゃですね。
きっと、以前はちゃんと送れなかったんでしょう……
今度は、送れるはず。
それを想うと涙がでちゃいますね。
杏子がなんとなく察して、引き止めるのもよかったです。
でも、ちゃんと帰ってくるって言いましたから、大丈夫ですよね?
作者からの返信
男の子の、涙を流し顔をぐちゃぐちゃにしながら、それでもヴァイオリンを弾き続ける情景が浮かんで、それを文字に起こしたいと思いました。自分もそのイメージが浮かんだ時は泣いてしまいました。
明人はかつて病院に入院していましたが、亡くなったわけではなく、小次郎が導くリミナルスペースに入って幽霊のような存在となりました。そして家族は明人の存在そのものを忘れてしまいました。だけど陣の心のどこかには明人の存在が残っていたのでしょう。
最終話近くで、中華料理屋の『加油』のシーンを考えています。どういうシーンになるかはお楽しみに。
陣の言葉をきいて、男の子はヴァイオリンをひいてくれたんですね。
女の子は嬉しかったと思います。
杏子さんの止めるのを、あっちむいてホイではなして、行ってしまうんですか。
作者からの返信
今の陣のどっちつかずの状態だからこそできたことですね。
このエピソードは直前まで本当に何も決まっていなかったのですが、急にヴァイオリンを持つ男の子の姿が浮かびました。
杏子は、まあ玩具のナイフを刺してきた相手ですからね。そういうのがらしくていいんじゃないでしょうか。
ここのところホラーっぽくない話が続いていますが、次回からまた徐々に恐怖の足音が聴こえてきます。
男の子のヴァイオリンと、女の子のピアノ。哀しくも美しいシーンでした。
弔いは遺された者のためにあるんだなと、ふと感じました。
陣さんもまた、きちんとしたお別れが必要ですよね……(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
作者からの返信
直前までこのシーンをどうするか何も決まっておらず、こんなに印象的なシーンにするつもりはなかったのですが、男の子がヴァイオリンを弾く設定を思いついたらこういうふうになりました。この先の陣と明人のシーンはこのシーンを超えなきゃいけないというプレッシャーにもなりました。