異形の姿になっても、弟を守りたかったんですね。
忘れられることは、つらい事です。
兄に助けられた陣はこれから、どうなるのかしら。
作者からの返信
なんて弟想いのお兄ちゃんなんでしょうか。
自分の分まで生きてもらいたいと思ったのかもしれません。
陣の仕事は、葬儀屋です。
陣ができることは、「送る」ことですね。
ずっと守ってくれていたんですね。
忘れられて、存在すら無かったことになってしまっても。
助けるたびに、その姿が醜くなっても。
愛する家族にすら、その存在を忘れられるって、どれだけ寂しいのでしょう?
大切な弟にも忘れられて……
それでも、何年も何十年もそばで見守って、助けて……どれだけ愛が深く、そしてどれだけ寂しかったのか。
胸が痛いです。
そして、陣はお兄ちゃんを思い出しました。ずっと守ってくれていた存在。すべては理解できなくても、兄がずっとそばで守ってくれていたことには気づいたんじゃないかと思います。
兄の気持ちは陣に届きましたが、陣の想いは兄に届くのでしょうか?
そして、二人はこの後、どうなっちゃうんでしょう?
できれば、二人の気持ちがちゃんと繋がってほしいなって思います。
作者からの返信
明人にとっては特別なことをしている感覚はなく、そうすることがあたりまえのように思っているのだと思います。
家族って見返りを求めず、どんな時もただ傍にいてくれるものだと思いますから。
実は、設定を練っている時間がなくて、書き始めるまで怪物の正体は決まっていなかったんですよ。兄はまた別枠で用意しようと考えたり。だけど書き始めたらすぐに決まりましたね。この線でいこうと。
ルイスとティトと関係性が少し似ているので、途中何度もコメントでネタバレしちゃいそうになりました。
陣はこれから、明人の願いを叶えに行くことになります。ずっと振り回されていた陣が、自らの意思で行動を起こします。
思い描いているシーンがあるので、そこに向かって最後の「リミナルスペース」へ。
あああ……なんということ……(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
過去の温かな記憶が、どうしようもなく哀しいですね……(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
作者からの返信
「Sad Creature」という曲から連想してイメージしたシーンです。
心が人なのに姿は怪物というのは、どういう気持ちなのでしょう。
怪物の嘆きみたいなものを描きたかったです。