第12話 緊急会議
物語の矛盾の指摘があったので、修正しました。
普通早くて5年→3年
私は3年→1年
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ここは、ギルドの会議室。
そこにはギルドマスターやS級冒険者、このギルドの幹部など、ギルドを運営する上で重要なメンバーが揃っていた。
この会議室は基本、業務報告か緊急事態でしか使われない。だが、業務報告は先日に終わらせたばかりである。つまり、今回は必然的に緊急事態となるわけで……、ここにいる面子のほとんどが緊張した面持ちで会議が始まるのを待っていた。
そして全員が揃ったことで、ついにギルドマスターが口を開いた。
「みんな、今日は急な召集に応じてくれてありがとう」
「いえいえ、お世話になっているギルドマスターからの招集ですから、気にしないでください」
そう答えたのはS級パーティのリーダーをしている、『賢者』神宮寺晴人だ。
「そうよギルマス。私たちは一応あなたに恩を感じてるのだからこのぐらいのことは気にしないわ」
晴人の言ってることに賛同したのは、晴人のパーティメンバーである、『剣聖』東雲悠花だ。
「ちょっ、悠花!ギルドマスターにはちゃんと敬語を使って!」
「いや、別に私は構わない」
「ギルドマスターがそう言うのなら……」
晴人はしぶしぶ納得をした。
その後に、他のS級冒険者やギルド幹部からも同じように言われたギルドマスターは、その心配が杞憂だったことを知り、本題に入った。
「実は、今日ギルド試験で
「何が起きたんですか?」
「……試験官が受験生に負けた」
「「「………」」」
「しかもただの試験官に勝ったのではない。今、ソロの冒険者で最もS級冒険者に近いとされている斎藤真司が負けたのだ」
「何!?あの次期『斧王』とも言わせている斎藤がか!?」
「あぁ、その斎藤だ」
ギルドマスターがそう断言したことによって、会議室に動揺が走る。そして、至る所から「次期『斧王』とも言われている斎藤が……」や、「その試験生はそんなに強いのか……」などと言う声が聞こえてきた。
そんな中、1番早く冷静になった晴人がギルドマスターに質問をする。
「つまり今日の会議の内容は、その試験生の処遇についてですね?」
「あぁ、そうだ」
「確かに、そんな実力者をFランクから始めるのはギルドにとっての損失ですもんね……」
「あぁそうだ。だが、そいつだけ特別扱いなのもな……」
「それはそれで面倒臭いことになりそうですね……」
ギルドマスターや晴人は、落ち着いた幹部たちも交えて話し合いを始めた。
そんな色々な話し合いがされているから気づかなかったのだろう。さっきから『剣聖』が何も喋らずに、何かを考えていることに……。
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私の名前は東雲悠花。自分で言うのもあれだが、私は強い。普通早くて3年はかかるであろうS級冒険者になるのも、私は1年だった。
私は強い敵と戦うのが好きだ。あの強敵に打ち勝った感じがとても気持ちいい。
だから、私は強者と出会うために色々なことをした。
難易度の高い依頼を受けたり、『剣聖』の称号をかけた大会に出たり、同じ格の『称号』をもつ人に模擬戦を申し込んだりと、とにかく色々なことをした。
そのおかげで強い敵と何度も戦えた。
だが、最近は私が強くなったせいで少し物足りなくなってきている。
リーダーの晴人なら面白い勝負ができるだろうが、あいつは無駄な争いはしない主義なのでなかなか模擬戦はできない。
だから、ギルマスからの緊急招集にはとても興奮した。今回は歯ごたえのある敵と戦えるかもしれないと思って。
結果、とてもいいことが聞けた。
なんと、ほぼS級冒険者のような男に勝った試験生がいるらしい。
私はそのことを聞いた瞬間から、その試験生と戦いたくてしょうがなくなっていた。
確か名前は……そうそう、天神優真だったわね。
ふふふ……、天神優真、どのくらい強いのかしらね?
【補足】
物語出てきた『賢者』や『剣聖』は、日本でその物事のだけが使える大会があり、その大会で優勝すると、その物事において最も優れていると言う証に『称号』をもらえる。
そして、その種類は色々ある。
『弓聖』
『聖女or聖者』
『魔王(魔物使いの頂点のこと)』……
など、このようなものがある。
この物語ではこの先も出していこうと思ってるので、一応補足しておきました。
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【感謝とお願い】
読みに来てくださった皆様、ありがとうございます!
初めて書く作品なので、誤字や脱字があるかもしれません、なので、もしあったらコメントをよろしくお願いします。あと、自分も初めて書く作品なのでもし「ここの話おかしいんじゃない?」とか、「ここもっとこうすべきじゃない?」と言うところもあったらでは教えてください!
最後に、「話の続きがきになる!」などと思っていただけましたら、☆評価をお願いします!
それではまた次のお話で会いましょう!
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