1話から10話ほどが世界観や主人公の立場を読み手に伝える導入となるのですが、とても丁寧な流れに舌を巻きました!
初期段階で語られる俗っぽい神々の試行錯誤の描写や後輩的な人物が見せる裏方特有の個人的な恨みを発散させる姿は思わず応援したくなりますね!
造りモノ系の作品は設定をかなり凝った形にするモノが多い中で要点だけを制限するように、シンプルな設定に抑えることで主軸である裏方の奮闘に集中できる構成がとても読み手に優しいと感じます!
また、キャラ同士の話し合いや掛け合いが仕事的な話にも関わらず見事に咀嚼した表現が利用されているため、?となることがなく、ノイズなしでスラスラと読み進むことが可能です!
比較的緩めな流れではあるのですが、『締める』べきところはきっちりと締めており、そのアクセントの強弱が物語へますます没頭させてくれました!
現時点で30話以上となっていますが、1話のボリュームも読み手に配慮されているため、読み始めればあっという間に追いつくことができるでしょう!
そんな天使たちの創造劇、みなさんもご覧になってみてはいかがでしょうか?