第65話新たな旅へ

多大な犠牲を払い聖都は奪還されました。

幸いペドフィリア達は幼女達の好感度減少を恐れ、聖都の外での戦いを選んだので、聖都そのものは無事てした。

ペドフィリアは幼女神の敗北を知るや、ほぼ全てが自爆特攻を仕掛けてきました。

彼らは幼女と結婚出来ない世に未練は無かったのでしょう。

死罪を免れても死ぬまで強制労働でしょうが……

 

アレクさんが幼女神を倒したあと、狼煙を起こし、その場を離れました。

もちろんマキシマムさんを回収して、女の子にされた彼は軽かったので運ぶのは容易でした。

正直、肌のスベスベ感には一瞬嫉妬しました、あと良いにおいがします。

それから色々と手を回して、フェイク・ガール、オルタナティブ・ガールの二人は一緒に逃走した事にしました。

レイナは戦闘後、ユリアンさんの元に私が用意した回復用の呪符を置いてきたのです。

本人は戦闘中落としたと言ってますが、尊敬していた先輩が斬首されるのは忍びなかったと言うことでしょう。

三幼星捕まったのはアン・ガールさんだけになりますが……

「助けて!お姉様!!暗殺でも!尻でも何でも舐めでも何でもするから!!」

参りましたね……

周囲の冷たい視線、強引にわからせた反動で懐かれてしまったようですが。

流石に容姿が可愛くても、現役の殺人鬼を手元におけませんよ、性転換前の罪だけだも死罪確定じゃ無いですか、さすがに騎士団に引き取ってもらいました。

そういえばドールの方々が自爆した、トーマスさんの頭部を探していました。

彼の人形は好きだったのですが残念です、己の性癖を抑えられなかったのでしょう。

賢人なので頭部だけでも故郷に埋葬しようと言うのでしょう。

心無い方はトーマスさんの脳から、人形のデータを抜き取ろうとしてるなんて言ってますが、考えすぎでしょうね。


そして私達は戦後処理が終了すると、聖女の仕事で再び各地を回ることになるのですが……

一つ想定外の問題が生じたのです。



「私、お兄さんのお嫁さんになるわ!」

マキシマムさん改めマッキーがアレクさんの嫁になると言い出したのです。

「え?」

アレクさんは何いってんだ?こいつ?と言う顔です。

「アレックスが私の王子様だったんだ!だからアレックスと結婚して赤ちゃん産むの!」

ええ!?産めるのマキシマムさんが?

確かに命を掛けて貴方を助けに行きましたが、私とレイナもいたし、仲間から助けたんですよ。

「ふ!巫山戯るな、アレックスは私と結婚するんだ!お前も知ってるだろ?私達が付き合ってるの?」

レイナが割って入って来ました、かなり怒ってますね。

「婚約してないなら?恋愛の自由が認められます!お姉さん!勝負ですよ!」

「はぁ?もう勝負ついてるんだが!?私達はラブラブなんたが!?あとキモいから姉さん言うな!」

あまりの事にレイナも言葉がおかしくなってますね。

「じゃあ……愛人でいいです!正妻はお姉さんこれで皆幸せ!」

「いやいや、聖騎士の夫が愛人なんて許されない」

レイナ……どんな職業の人でも愛人は駄目ですよ?

「大体……そんな体でアレックスのモノを受け止めることができないだろ?」

確かにマッキーさんの体を見ると……

絵面がヤバイですね、マッキーさんの体アレクさんの業物は……

「メインホールは大きなお友達に鍛えてもらいましたし、お尻は聖女様に男の時から鍛えて貰いました!」


私は深く考えるのを辞め、聖女スマイルを浮かべながら、今度の旅も賑やかになりそうですねと思った。






この話は他には無い死に方で、転生した主人公と言う発想で始めました。

ここまで読んでいただきありがとう御座います。




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尻の遊び過ぎで死んだ、女装趣味の私が聖女に転生して穴を掘る話 シノヤ @sinotuka

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