第4話 ヒャッハー!

電車を乗り継ぐこと数分。

ダンジョンの近くにやってきた。


このダンジョンという謎の建造物は世界各地に点在しており、国内だけでも約20を超えるほどの数があるらしい。

階層の大きさや、長さは個体差があるらしく、一概に決めつけることができない。


「さて、やって来ました!ダンジョーンin東京!!」


到着した瞬間、イッ〇Qのナレーターの様な声を上げる長尾。


両手を大きく広げ、まるで空中からドローンにでも撮影されているかのような動きをする。


「次にお前は、『こっこでーす!』『ここ!ここ!』『ここでございまーす!』と言う!」


そのノリに付き合う気になったのか、先ほどまでは黙っていたノスも、ジョセフ・ジョー〇ターの演技で乱入する。


「こっこでーす!ここ!ここ!ここでございまーす!ッツ!?ッハ!?」


相も変わらずノリがよい。

僕のネタを瞬時に理解して、ノってくれる。


「さて、準備ばっちりか?ブラザー」


「おいおい、当たり前だろ?なんならソッチこそ、小便ちびりそうならfuck off逃げた方がいいぜ


ほとんど売り言葉に買い言葉。

でも仕方ない。

彼らは妄想の外国人を演じているだけなのだから。

彼らの妄想の中の外国人はあんな喋り方をしているのだから。


「オイオイ、何自己紹介してんだ?」


「まぁそろそろ黙ろうか。ダンジョンが目と鼻の先だ」


「おい。急にシラフに戻んなよ!?俺が変な奴だとおもわれるじゃねーか!?

!?」


安心しな...君はすでにヤベーやつさ。


長尾と歩いていると、既にダンジョンは目の前。

さっきは、小さく見えた人だかりも、近づいてみるとそれなりの集団のように見える。


「おうおう。どうしたってんでい」


今度は江戸っ子スタイルらしい。

右手の手首辺りで顔の付近に置いている。


ならばこちらは!!!


「オカマだ!!」


オカマという名の大義を背負い、江戸っ子という名の純愛を倒す。

あぁ...なんて素晴らしい物語だろう。

僕は今、誰の為にも怒っていない。今はただ、この世界に感謝を。


「で、どうしたの?」


また急にシラフ戻り、隣にいた世紀末モヒカンみたいな髪型をしている奴に聞いてみた。


「ヒャッハー」


流石、ベジー〇のような肩パッドを付けた世紀末モヒカンさん。第一声が安心と信頼の『ヒャッハー』でした。


世紀末モヒカン略して、ヒカキンは筋骨隆々なデカい体をコチラに振り向かせる。


「やぁ、ヒカキンさん。ちょっと質問があるんだけどいいいかな」


「なんで、俺の名前を...。まぁ良い。質問か。答えれるやつなら答えるぞ。ヒャッハー!」


あ、語尾がヒャッハーなんだ。名前本当にヒカキンなんだ。

イかれてんな~...色々と。


「じゃあ質問なんだけどさ──」




〈あとがき〉

なんか中途半端なところで終わりましたね。申し訳ない<(_ _)>。

そして、これの作品、カクヨムコン終わるまでは一日4本投稿していくつも行くつもりです。振り落とされないよう頑張ってください(他人事)。


では、レビュー等々お願いします。

それじゃ次の話でまた会いましょう。







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僕はヴァンパイアです。〜人に紛れるつもりでしたが面白そうだったので紛れるとかやめてダンジョン配信者になろうと思います〜 下手な小説家 @hetanasyousetuka

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