ある日、色々な要素が改変された大正時代にタイムスリップしてしまった少女の奮闘を描く、推理アクション作品です。元の世界に戻るには、歪んだ大正時代を元の歴史へ戻す必要がある。少女のような時間遡行者による改変を、時には暴力で、時には推理を以て、相棒の軍人と共に突き進みます。少女は元の世界に帰れるのか。ぜひ読んでみてください。
つかみ・展開・構成・引き、すべてにおいて高いレベルでまとまっている良作。引っ掛かるような文面もなく、スイスイ読ませる技術があります。
早めにつばをつけておきますね。この作品は異世界物ではないですが、相当これから読む人が増えるのではないかと思います。正直かなり面白いです。特に、話し方でしょうか。人物ごとに性格が色濃く出ていて、状況をかなり詳細に知ることができます。そのうえ、無駄な情報がほぼありません。こっちの想像の障害になるような語彙がほとんどないんです。なので、すらすらと読みながら勝手に物語に没入していく感覚があります。
啓(ケイ)、高三の女子高生。ある日、死んだと思ったら、「大正時代」に転移していた……。來良(きら)、帝國陸軍少佐。ヘビースモーカー。「俺と共犯にならないか?」「共犯、ですか……?」「帰るために、一緒に罪を犯すってことだ」その軍人は、啓に手を差し出した。「大正時代」で、学校に編入した、啓。彼女に厄災が降りかかる……、どうする、啓⁉︎素敵な作品をありがとうございました。(メモ、長編13、連載中、16話迄読了)
とにかく登場する軍人さんがかっこいい戦闘描写も迫力があり、主人公の目的も明確で感情移入出来ます謎も多く、今後の展開に期待しています