第6話 灯台の詩

 少女は母になりました。

 おてんばな娘と羊飼いの夫と、灯台で暮らしています。

 夜、娘に灯台の詩を聞かせ、寝かしつけます。

 ときどきお城から使いがやってきます。

 馬車に揺られ、山を越え、草原を横切り、川を渡ります。

 そして、あの少女は、年老いた王妃の手を握り、灯台の詩を詠んで聞かせるのでした。

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灯台の詩 箱庭師 @hakoniwashi

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