『2章ペドゥル国・カシュー国編』のあらすじと登場人物

●2章のあらすじ


 決闘裁定が終了したその日、ヴァン国領主ワイズ・コーグレンが拉致される。


 孫娘であるリジ・コーグレンはロス・ルーラとライス・レイシャに相談する。


 ロスは拉致実行犯がデリカとレキが所属していた討伐隊の仕業と推測した。


 ロス、リジ、ライスはデリカとレキを誰がワイズに紹介したのかを調べにペドゥル国へ潜入する。


 そして、討伐隊の仲介屋ジュリス・ランを探しあてた。


 ジュリスは質問の答えに、滅びのラクル地区にあるルメーラ湖から『水泡の腕輪』を見つけ出すことを交換条件として付きつけた。


 ロスたちは妨害する「闇の従者」を倒しラクル地区へ踏み入る。瘴気で草木も生えないと言われていたラクル地区は600年の間に回復しつつあった。ラクル地区こそ、大昔に闇の従者たちに滅ぼされたルメーラ国であった。


 ルメーラ湖に沈む『水泡の腕輪』を見つけ出すも、腕輪はその場で形を崩してしまう。腕輪の亡骸を持ち帰ったロスたちであったが、ジュリスはそれを交換条件達成と認めなかった。しかし、ライスが湖の畔に咲く「リリラスの花の腕輪」を差し出すとジュリスの固く閉ざした心にも花が咲くのだった。


 ジュリスからの情報で094討伐隊がワイズ・コーグレン拉致の実行犯とわかると、ロスたちは094討伐隊が本拠地を構えるマロン山麓にあるミミス村へ向かうのだった。


 天候荒れる北の山脈、キズ村で宿を借りるとチャカス族のギガウと出会う。地の精霊に愛されるギガウが新たに仲間に加わると、ロスのパーティはワイズ・コーグレン救出に向かうのだった。

◇◇◇


●登場人物


 ☆ロス・ルーラ:果樹園の農夫。式紙しきがみという術を使う。古文書を読むのが趣味。


 ☆ライス・レイシャ:大魔法使いを夢見る17歳。なぜか火の精霊としか契約を結べない。潜在能力は未知数。


 ☆氷のアシリア:エルフ族の殺し屋。金の為なら同族殺しもいとわないことから、エルフ族からは『恥さらし』と蔑まされている。精霊ルースの弓矢を使う


 ☆リジ・コーグレン:ヴァン国領主ワイズ・コーグレンの孫娘であり正当な次期領主の権利を持つ17歳。夢は正義の聖騎士。


 ☆チャカス族のギガウ:ルメーラ国に住んでいたチャカス族の末裔。生まれた時より地の精霊が住まう入れ墨を刻んで生まれて来た。



●ヴァン国(領主国)

 ワイズ・コーグレン:ヴァン国領主。


 トレン・トリニット:ハーゲル中央裁定所責任者であり最高裁定人。


●ペドゥル国(領主国)

 御三家:イヴ家、バス家、ガロル家


 シルバ:角人(つのびと)の子供


 マイル:レッタの本屋の2階で興信所を営む。元王国の密偵


 ジュリス・ラン:最も精霊に近いエルフ「マフェルス」。その存在は奇跡に近い。ルメール湖に住んでいた。女神レイスの友達。本名はジュリアンヌ・ラセルト


●カシュー国(王国)

 アジム・カシュー王

 

 礼精の使長


●リヴェヴァリオ国(王国)

 サルド王


●五大魔人

 ☆天空の魔人ジャク:黄色い魔眼を持つ。口ぶりから15歳ほどの少年。


 ☆静謐(せいひつ)の魔人ダリ:澄んだ心の持ち主


 ☆闇(炎光)の魔人ルカ:おおよそ13歳ほどの少年。ルカの炎は穢れを燃やす


 ☆憤怒の魔人??:地の底から現れる怒れる魔人。憤怒の業火は炎龍の集合体。


●重要アイテム

 ・牢獄の魔道具:指輪、ピアス、カフスボタンなど様々な装飾品となっている。魔法石に精霊を閉じ込めて使役している。


 ・銀鴉(ギンア):伝説の意志ある防具。リジ・コーグレンが着装。目には見えない防具だが、攻撃を防いでくれる。


 ・聖なる空の剣:風の精霊フゥが宿る。リジ・コーグレンの剣


 ・六つ星の首輪:ライスがロスから譲り受けた首飾り。魔術師と魔人の友情の証。


 ・ネイルコーデンのブーツ:意志を持つブーツ。履き主の身を守る。


 ・形のない宝石:ロス・ルーラが探し続けている宝石



もしよろしければ、引き続きご愛読と応援をよろしくお願いいたします。

また★評価を入れていただけたら幸いです。

よろしくお願いします。(*´▽`*)    —こんぎつね

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果樹園の魔法使い~形のない宝石を求めて 1巻 こんぎつね @foxdiver

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