未読者におすすめ! 本作のあらすじ

 戦時下にある架空の街が舞台。


アイナという少女が変化のない日々に退屈して集落から森の中に入る。

主人公のキルトは養父に助けられる少時の記憶を再現した夢から目覚め、生業である機巧人間という機械の修理仕事で工房に移動。点検後、依頼者へ届けるために街に出る。その足で食料品店に向かい、工房へ帰ってからは明日の支度をして床に就く。

翌日の朝、染料の調達で森へ向かいアイナと遭遇。

 調達から帰るとヨーカ・ウルシダという女性が現れ、禁制である金属製の機工人間ムネヒサの修理を頼まれ、引き受ける。

次の日も染料の調達へ行くとアイナと遭遇し、街に出掛けることを伝えると「着いていきたい」と言い出され、付き添わせる。街へ出るとアイナは興味津々。キルトはアイナを連れて金属製の部品を探すが調達できないとわかり諦める。道中、軍兵に疑われるが切り抜ける。工房へ戻る間に雨に遭い、止む無くアイナを泊める。

 アイナが染料を持って遊びに来る。キルトは無下に帰さない。修理の進捗を聞きに来たヨーカに進捗を伝える。後日ヨーカが工房を訪ね、ヨーカは職業を聞かれ「給食提供会社」に勤めていると答える。ムネヒサの点検中に軍兵が現れ、工房の中を見せるよう要求する。拒否すると力づくで家宅捜索。ムネヒサを収奪しアイナも連行。キルトは気を失う。

同じ日に訪れたヨーカに起こされ、ムネヒサとアイナが連行されたことを告げる。

 アイナの素性に疑問が残ったまま二人で話し合い、二日後再び訪ねてきたウルシダの提案により奪還計画を練る。奪還計画でキルトはヨーカの給食会社に入社。軍の支部所に出入りし、社員として溶け込む。計画日はヨーカと行動を共にし、軍の支部所の中央部へ侵入。捜索の末ムネヒサとアイナを探し出すが、軍兵に見つかり逃走。軍兵達から逃げ切り奪還に成功する。ムネヒサとアイナを連れて工房へ帰った後、ヨーカと明後日に会う約束をして一旦別れる。

翌日ヨーカが訪れムネヒサの返却を要求し、ムネヒサを連れて街を出ると告げる。キルトは返却して無事を祈って送り出す。

 キルトはアイナの帰宅に同伴。アイナの住む集落に行き着き、集落の異常性に気付く。アイナ以外の住民全てが機巧人間だった。

 アイナの宅に残された養父の遺書通りに全ての機工人間の電源を落とし、養父への認識を改めてアイナの希望で工房へ戻る。

 工房が軍兵に荒らされており、キルトはアイナを連れて街を出ることを決意。寝台列車に乗車する。


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一人ぼっちと修理工の物語 青キング(Aoking) @112428

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