知恵の花

@sirasudao

第1話:知恵を得た生物

今宇宙のどこか1つの星であることが起こっていた。

その星はほとんど地球と同じだった。

だが違うことが2つ

1つ目 その星は地球よりもだいぶ遅れて誕生したため、その星はまだ人間が支配していなかった。

2つ目 その星には【知恵の花】という生き物に【知恵】、【技術】のどちらかを与える植物が生えていることだ。

これからこの植物が生物たちにどのような物を与えたかを語っていく。

最初にその植物を見つけたのは蜂だ。

蜂は知恵の花の蜜を飲んだ

蜂は 知恵 を得た。

蜂は知恵を使おうとした、だが蜂の考えは仲間に伝える手段がなかった。

蜂は仲間にその花の場所を教えた。

だがその花は獣により潰されていた。

蜂の考えは仲間に伝わらないままその蜂の命は尽きた。


次に知恵の花を見つけたのは2匹のチンパンジーだ。

2匹のチンパンジーはその花を食べた。

1匹目のチンパンジーは 技術 を得た。

2匹目のチンパンジーは 知恵 を得た。

1匹目のチンパンジーは文字を書けるようになった。

2匹目のチンパンジーがあることを閃いた、そして技術を得たチンパンジーにこう話した「僕たちは力がある。そして人には技術がある」つまり人間と協力しようと技術を得たチンパンジーに話した。

2匹のチンパンジーは人間の元へやってきた。

知恵を得たチンパンジーは技術を得たチンパンジーに書いてもらった手紙を持って人間に渡した。

その手紙は人間の村の近くに落ちていた布切れに小枝に泥をつけて書いた物だった。

それを見た人間は村長にチンパンジーのこととて手紙を見せた。

その手紙の内容は「私たちは狩りや果物をあなたたちに提供します。だから貴方たちは道具を私たちに提供してくれませんか?」

という内容だった。

その翌日再びチンパンジーが村を訪れた。

その村の人間たちは快くそのチンパンジーの申し出に受け答えた。

そのことを群れ全員に話したチンパンジーは仲間を連れ人間の村に訪れていた。

その日から交易に似た物が人間とチンパンジーの仲間で初めて行われた。

チンパンジーは狩りで得た魚や果物。

人間は作った槍や斧と交換した。

道具以外にも人間側で育てた野菜や果物もチンパンジーと交易した。

こうして人間とチンパンジーの交易という不思議な関係が始まった。

そしてそれとは別にどこかの場所で誰かが知恵の花を食べようとしていた。


1話終





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