ブラック企業で働く男はストレス過多のため、食事もできず自宅アパートで意識を失う。
目が覚めたとき、そこは異形の住む城だった。
不思議なことに異形は本を食んでいた。
腹を空かせた男に異形は温かい食事を提供する。
しかし、男は気付いていまう。
異形が美味そうに食べていたのは…
美味しそうな食事の描写が巧みで匂いが漂ってきそう!
温かい雰囲気の中で異形と男の交流が描かれていきます。しかし、ただのほのぼのでは終わらない。
文章力とストーリーテリングが秀逸な作品です。
少しダークな不思議世界への扉を開いてみませんか。