第17話 VPに捧げた十行詩にご満悦

SURREALISM VERSION:16

育成達人の作詞作曲講座


彼は作詞作曲が苦手だ。それでもライフワークに位置付ける。

ヴィンセントは、納品した後で、再度歌詞を足して再出荷した。

フィンセント・ファン・ゴッホが正しいと何度も注釈を。

何故、オランダ語は「V」を濁らずに発音するのだろう?


「音声=VP」や「動画=Pcc」のことも歌詞に取り込んで行きたい。

新規で知り合った、池田麗さんと言う詩人の詩集を

今からキンドルで買い求めようとしていたところだ。

彼女は既存のメロディーに歌詞を乗せて行く作業に

没頭没入することがあると説明してくれた。

作詞より作曲が苦手な彼にとって

導入し易い作業に該当するのかも知れない。


THROW THE FUTURE

LYRIC:NugNary Tattoo

♪投げて 投げて 投げて 投げて 投げて

♪爆上がれ雷メーター 次のRANKに届くまで

♪昨日までの時給では もう働いた気がしない

♪だったら上を目指そうぜ!

♪今の地位は 皆の善意に支えられて


♪投げて 投げて 投げて 投げて 投げて

♪巻き起これ喝采革命 明日のCHANCEを描くまで

♪昨日までの演技では もう立ち回る気がしない

♪やっぱり上を目指そうぜ!

♪今の地位は 皆の努力に支えられて


池田麗さんにも意見を募って、先ずはサビの詞から整形。

投げる=アイテム課金を表現体現するが

身銭を切り崩して、LIVERを上に押し上げる行為に

尊さと儚さを感じる。日々、演技と支援が交錯する舞台。

育成達人は、熱い熱い歌詞を書き、VPに想いを馳せた。

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SURREALISM 作家:岩永桂 @iek2145

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