歴史、時代物が好きなかた、謎解きが得意なかたにおすすめします。私は落語を聞いているような感覚で読ませていただきました。謎解き部分は惨敗でした……。
和三盆のところ、新婚時代に暮らした所が、和三盆の名産品があり、懐かしかったです。縁側のところは、時代的にどうとかよりも、父方の祖父母が茅葺き屋根に暮らしており、広い縁側を起きたら引戸をあけて戸袋から出し、寝る前には戸袋にしまっていました。縁側で将棋をしたりと懐かしさもありまさした。本作では、全体的に、落語のような雰囲気を感じました。軽妙な話しに、濃く裏打ちされた時代の香り。とても楽しく拝読いたしました。是非、ご一読ください。