あれから1年後
僕は十一歳になった。
今日から学園に通うことになる。
やっぱり緊張するなぁ。
どんな子にあえるかな、楽しみだ。
もう準備はすんでいるので後は馬車で出発するだけ。
「では、母上、父上行って参ります!」
「いってらっしゃい。」
母上と父上に別れのあいさつをして僕は馬車に乗った。
馬車で移動して三時間ぐらいすると学園の前についた。
「では坊ちゃまいってらっしゃいませ。」
「うん、いってきます。」
運転手と別れて僕は学園の中へ入った。
今日はまだ授業はせず、クラス発表と寮の部屋発表だけをする。
ちなみにこの学園は希望者は寮に入ることができる。
まぁ、それ相当のお金はいるから寮に入るのはほとんど貴族だ。
それよりもはやくクラス発表の紙を見よう。
僕は広場に張り出されているクラス発表の紙を見に広場に向かった。
そこには僕と同じ制服に身を包んだ少年少女たちがワイワイと壁に張り出されているクラス表を見ていた。
「俺、B組だった!!」
「やった~、○○ちゃんと同じ組だ!!」
そこらじゅうで盛り上がっている。
僕はそんな仲が良い人がいないから一人で見ている。
・・・・・・・寂しい。
ちなみに僕はA組だった。
平凡な女子中学生が王子様に転生しちゃいました 旅好き @shizukukurogane
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