19.同じだ。への応援コメント
妙さんは他人を「音楽」を通してしか見ていなかった…そこに自分で気が付いたのは良かったですね。音楽家としては非凡そのものですが、対人関係で苦労し、「姫」に縋っていたのも無理はありませんね。音楽を嗜まない人間は彼女にとって、どのように映っているのかが気になります。
逆にいうと、どんな人間も何らかのフィルターを通して他人を見ているのかもしれませんね。文章なり言葉なり行動なり…。
作者からの返信
アラビアータさん
ありがとうございます。
本当にその通りで、人間というものは何かしらのフィルター越しにしか他人を見られないものであったりします。そのフィルターの種類をいくつもてるか、他者のもつフィルターを感じ取れるか。そこが大切かなと。
17.ジレンマへの応援コメント
久し振りに姿を現わしたヨシヒトですが、行動原理が解らない不気味さがありますね。部内の規律を保つ為に妙さんの命を狙っているのか、それとも単におかしいだけなのか。
妙さんが避けられていたのは、単純に性格だけでなくそういう噂があったのですね。確かに親がいる描写が無く、経済的に裕福というわけでも無さそうな妙さんなので、そんな親戚でもない人間といる光景を撮られたら、売春の噂が立つのかもしれません。拡散されたのは、恐らく妬み嫉み、そして彼女を怨む人間の差し金でしょうが。宮澤君が気に掛けてくれていますが、余りそういう行動を取ると、部の人間に眼を付けられてしまいそうです。彼の存在は癒やしなので、最後まで粛正されず生き残って欲しいですね。
「姫」が今のところ、殆ど言葉を発していませんね。殺伐とした物語の中で、静謐そのものな彼女ですが、未だに夜靄か朧月の如く謎に包まれていますね。
>私は、体中に糸を巻きつけた繰り人形のように
この一節は凄い…。すっかり重たくなってしまった心とぎこちない身体が両方とも表現されていますね。
作者からの返信
アラビアータさん
ありがとうございます。
ヨシヒト先輩、ほんと何者なのかがまったくみえない状況なので、不気味ですよね。
妙さん、色々ありました。これが少しずつみえてくる……はずです。
身体って、自分の意志でうごかせないとき、ありますよね。きっと。
14.「西へ行く」への応援コメント
徐々にですが、psyさんの人間性が紐解かれていきますね。今のところは音楽を愛し、音楽に非常な拘りを持っているという印象です。我々の心に訴えかける、歌で以て直接聴衆の心を鷲掴みにしていたのでしょうね。音楽はあれこれ考えるよりもまずは、心で感じ取るものですからね。
音希=psyの魂の生まれ変わりだと思っておりましたが、音希さんとは違う声音、異なる曲調を有していたのですね。悲愴で沈鬱な歌声というものは、愉快なものではありませんが、聞く者の心を揺さぶりますよね。哀愁を感じてエモい…というのでしょうか?
作者からの返信
アラビアータさん
ありがとうございます( *´艸`)
少しずつ人々の関係や音楽に対する姿勢が見えてきていると思います。哀愁のふくまれた歌声、すきです。
12.「あなた」への応援コメント
何と言いましょうか、読んでいるこちらが夢の世界にいるような幻惑に包まれますね。柔らかな日差しを感じながら、何処か心に穴が空いたように物悲しい。しかし現実離れした泡沫の世界――そんな感覚です。
最初は歩いている人が、「姫」か妙さんかと思いましたが、どうやら違うようですね。靄の掛かった世界の中、花をプレゼントしたのは誰か、受け取ったのは誰か? 益々続きが気になりますね。
それにしても本当に文章が美しい…。セピア色が掛かった映像が浮かんでくるようにも、何処か夢の様に朧気な世界が浮かんでくるようにも感じられます。花を受け取った「彼女」の慈母の如き優しげな微笑みが印象的ですね。
作者からの返信
アラビアータさん
ありがとうございます( *´艸`)
わー、そうか。ここちょっと工夫がいりますね。歩いている人物は妙ですが、妙として扱われていないということなので、もう少しわかりやすくします。
10.G線上のアリアへの応援コメント
ゑ?河原で会ったのは音希さんでは無かったのですか。「姫」とは驚きましたね…。まるで夜の神のようですね。月の光と「姫」との描写が見事です。何だかライブハウスでの喧噪とは打って変わって、非常に静謐で雅、風光明媚という言葉がピッタリですね。
妙さんは音楽を愛しながらも、その音楽に苦しんでいるのですね。「姫」の冷たい声もまた、夜の静寂さを演出する癒やしの音楽と言えますね。追い詰められている妙さんと、落ち着いた「姫」の対比が見事です。厳しい性格と思っていましたが、「姫」にしか見せない非常に脆く弱い心の一面がある…。
作者からの返信
アラビアータさん
ありがとうございます。
そうなんです。音希ではなかったのです。
妙ちゃんに、どんな事情があるのか。
少しずつ描いていけていたら、いいなと思っています。
8.代理への応援コメント
サイさんは突然亡くなってしまっていたのですね。人気のロックバンドは休息も碌に取れず、急に亡くなる事が多いと聞きます。あと、名前は溜息を意味する'sigh'だと思っていましたが、違いました笑。
華月さんは厳しい方のようですが、そうでないと、いきなり人に抱きつくような癖の強いメンバーをコントロール出来ないのでしょうね。それにしても言葉がお強い…気に入りました!ですが、いきなりアマチュアロックバンドのボーカルに対して、有名バンドの、しかもテレビでのライブ出演を依頼するなんて、華月さんもだいぶ型破りな方のようです。
よく人の感情が絡み合うさまは嵐で表現されますが、夕陽の喩えは新鮮です。確かに執着や愛憎はどろりと粘り気があり、影だらけですからね。
作者からの返信
アラビアータさん
ありがとうございます。
ほんと、全員我が強くて大変だと思います。こんな集団、わたしならまとめたくない……。
7.「遺言」への応援コメント
何だと思いましたが人違いでしたか、何とも傍迷惑な話です。しかし前回は熱意溢れるぶんたいでしたが、今回は何だかコミカルな音楽が聞こえてきそうですね。サイさんという人が気になりますが、この二人は有名なバンドのようですね。「遺言」が何を意味するのかが気になります。
妙さんなんで動かないんだよ!と一瞬思いましたが、冷静に考えてみればいきなり目の前で狼藉が起こっても、咄嗟に動けるのはごく僅かな人だけでしょうね。いくら人違いとはいえ、音希さんの顔をまじまじと…羨ましいような気がします!
>この不信人物達
間違っていたら申し訳ありませんが、「不審人物」ではないでしょうか。
作者からの返信
アラビアータさま
ありがとうございます! 修正しました(/・ω・)/
ここからストーリーがようやく展開していきます。
急に動く人が出てきたら動けないいいい(´;ω;`)
6.音希への応援コメント
噂の音希さんが登場しましたね。ライブハウスに向かう途中の情景や心象描写を読んでいるだけで妙さんの気分が高揚していっているのが伝わってきますね。前回までは静かに世界に引き込んでくるような文体でしたが、今回はむしろ「こっちに来い!」とぐいぐい引っ張るような熱い文体でした。まるでライブハウスに漂う熱気の如く、こちらの心を掴む表現ですね。文章が空気感を演出しています。
妙さんは音希さんに対して、恋を遙かに超えた強い憧憬の念を抱いているようですね。もしかすると前者の感情もあるのかもしれませんが、彼女の中にある、音楽を愛する人格が、音希さんを見るだけで昂奮しているようです。
音希さんは彼女を親しい友人の一人だと思っているようですが、果たして妙さんの真意や如何に…。
作者からの返信
アラビアータさま
ありがとうございます。
やっとメインキャストのひとりが出てきました。
空気感や感情、臨場感は大切にしていることのひとつです。
読書は体験ですので(*´ω`*)
音希と妙。この二人の関係性が、大事な柱です。
5.「親友って、なんなんでしょう?」への応援コメント
万が一を考えて言及は控えておりましたが、妙さんは女性ですね、うん。普通科と音楽科の摩擦だけというより、妙さん自身への怨嗟が多分にあるようですね。そして彼女自身も歩み寄る気は一切無く、ただ音楽にのみ注力している感じですね。これは確かに、妙さんが来たら空気も悪くなりますね。宮澤君…必須ですね!
しかし如何に妙さんが嫌いだからといって、苛めをしているのはいただけませんね。彼女含め、本人達は至極小さな軋みであり、取るに足らない綻びだと思っているのでしょうが、オーケストラのみならず、チームプレイではその些細な綻びから一気に瓦解へと向かいますからね。果たして仲間割れをしている場合では無いと気がつけるのか…。
作者からの返信
アラビアータさん
ありがとうございます。妙さん、外見も自認も女性ですね。
さあ、この集団の問題ははたしてどうなるものか……。
4. Pie jesu(ピエ・イエス)への応援コメント
顧問と宮川氏の仲は卒業後も良好なようですね。卒業してからもやり取りが出来る恩師という者は貴重ですよね。宮川氏は本当に音楽家気質と言いましょうか、CDや写真を見ただけで、脳内でその場の空気に流れる音楽を知覚していそうです。盲目の音楽家を聞くと、辻井さんを思い出しますね。
「オルフェウスの窓」…存じ上げませんが、多分凄く面白い漫画なのでしょうね。
ヨシヒト先輩は音楽を辞めたのだと思っておりましたが、相当な使い手のようですね。他人のものを許可無く使うのは頂けませんが笑。奏でる人によって同じ曲でも、その場の空気が異なることってよく有りますよね。その人の情熱然り経験然り、手練れの演奏家と新人演奏家では、音の質というか重厚感が違いますよね。
妙さんが何故逃げてしまったのか気になりますね。
>胸に湧いた泥のような感触
ああ…やはり読んでいて美しさを感じますね。
作者からの返信
アラビアータさん
ありがとうございます。
色々と事情が込み入っているようです。
「オルフェウス」はとてもオススメです。政治劇としての側面がお気に入りです。
3.ミヤガワさんと、ヨシヒトさんへの応援コメント
今し方入って来た二人は、何だか癖がありそうですね。短い文章、かつ妙さんの主観が多分に入り込みながらも、宮川先輩は好青年で話し掛けやすい、ヨシヒト先輩は若干着飾った人と言いますか、知り合い以外は近寄りがたい人という印象です。恐らく、妙さんは音希さんとのデジャブが多分に入り込んでいるから、好印象を抱いたのでしょうが。
宮澤君は部内の潤滑油ですね。ジト眼で無愛想ですと、妙さんは普段から誤解され、部内の空気を重くしていそうなので、宮澤君がいるからこそ、空気の平穏が保たれていそうです。ヨシヒト先輩が「普通科なのにずいぶんと幅を~」の台詞から推測するに、練習中は妙さんの中にある別の人格、音楽を愛する人格が優位になるのでしょうか。それでいつもは無愛想なので、他の連中からは「何だあの人…」と思われていそうです。
作者からの返信
アラビアータさん
ありがとうございます。
オケという要素から登場人物が多くなりがちですが、それぞれ個性を発揮してくれるといいなと思っています。
宮澤くんみたいなひと、まわりに一人いると助かりますね……。
2.ずいずいずっころばしへの応援コメント
主人公の別人格はかなり「音楽」に入れ込んでいるようですね。まさかのローマやギリシアの話を挿入するとは思いませんでした笑。確かに古代からアテネなどでは演劇が行われていたように、人類と音楽は密接でしょうね。
「私」は若干擦れているというか、ニヒルな印象ですね。「空気」という言葉が関わってきそうな物語です。
作者からの返信
アラビアータさん
ありがとうございます。色々仕込みをしてありますので、最後まで楽しんでいただけるとしあわせです。
そして早く改稿終わらせたい……。
編集済
5.「親友って、なんなんでしょう?」への応援コメント
全国コンクール前になると、だいぶピリピリしますよね…。
音楽科があるなら、普通科の先輩はめちゃくちゃつらいでしょうね。音楽科なら楽器も自前でしょうし。
一年なのに余裕でファースト、みたいなのもあるんだろうな…(胃がきりきりする)。
作者からの返信
魚崎様
ありがとうございます。色々立場が複雑な主人公です。
もう、ぴりっぴりしてます……みんな十代で、みんな必死……。
23.白い花への応援コメント
姫正体、なんとなくそんな気はしていましたが、やはり……?
作者からの返信
乙島紅さま
ありがとうございます!!
そうなのです……やはりです。