第24話

やはりというか、特設コーナに置いてあるグッツは流行りものが多かった。しかのこだったり、アイドルの子だったり。るなもはしかのこにはへぇーって感じで見ていたが、アイドルの子には興味を持っているようで、グッツを眺めていた。


「これが流行っているアイドルの子かぁー。アニメは見たことないけどイラストは綺麗で、このアイって子はすごい可愛いよ。いかにもアイドルって感じ」


「このアイは最初の方しか、でてこないがな。でてきたときの存在感はすごいが。それと実写化もするらしい。元人気アイドルを使ってな」


「アニメの実写化って成功するイメージがないけどねー」


まぁ実際これを実写化することによて無理だ炉と行った批判を受けてるらしいが。まぁ元トップアイドルをアイ役に抜擢するから、本気ってちゃ本気なんだろう。あまり出番がない役に全国的な知名度がある人を使うんだから。まぁアイ以外の役はなんともいえないが。


「今まではそうなんだが、元トップアイドルを使うってことはそこそこ本気だと思うから、見る価値はあるだろう。見てからそれは判断すればいい」


「そうだね、とりあえずこのアイのキーホルダーとアクエリル板は買おうかな。とりあえず特設ステージはこんな感じかな。後は下の階で興味あるのを見る感じだね」


下の階なら、レイヴンズのグッツあるかね。鈴鹿のキーホルダーと枕ケースがほしいんだが。やっぱり推しの膝の上で寝てる感じがいいんだよな。好きな人はるなもだが、それとは別で二次元の推しは好きなのだ。


「気に入るのがあるといいなー」


「アニメイトはいろいろあるからな。きっと気に入るものもあるはずだ。涼宮ハルヒの憂鬱とかレイヴンズとかがおすすめだな。後は境界の彼方とかだな」


どれもサブヒロインが推しで、主人公が活躍するものである。まぁ涼宮ハルヒの憂鬱は脇役が活躍するが、大事なところは主人公が活躍するからな。どれもヒロインに魅力があって、面白いものである。どれも地の文がいいんだよな。


「その辺のものはキーホルダーだけ買っておこうかな。あまり買いすぎると、お金がなくなりそうだし」


「それがいいだろうな。俺はレイヴンズのだけ買っておく。アイドルグッツも買いたいから、お金は持っておきたいからな」


そう言って、俺達はエレベーターに乗った。そして下の階に降りると、グッツを眺めていて、レイヴンズのグッツを探した。ラノベは人気なんだが、アニメはやはり地の文の戦闘模写が秀逸すぎて、見劣りしちゃうんだよな。


「そういえば、遥斗くんってアイドルオタクでもあったよね。私もアイドルは好きだけど、遥斗くんって誰が好きなんだっけ?」


「櫻坂のるんだな」


「私もだよー。あの小さい体からのダイナミックなダンスがすごいよね。それに小柄なのにめちゃくちゃ目立つし」


「るんのダンスのダイナミックさとキレは確かにすごいな」


るんほど背が小さいのにあんなにダイナミックなダンスをする人はいないだろう。るんはセンターをはるだけある。櫻坂に絶対的センターはいないが、全体的にレベルが高いんだよな。天とかもセンターをはれるほどダンスのキレがあるからな。


「あ、レイヴンズのグッツここにあるみたいだよ。この京子ちゃんのを買おうと」


鈴鹿の枕カバーあったな。これ全然ないから、貴重なんだよな。これとキーホルダーを買うか。とりあえず俺は買いたいものはあったから、これでいいが。るなもはまだ買いたいのあるかね。


それからいろいろと回ってるなもは京子のキーホルダーだけ選んでそのまんまレジの列に並んだ。俺も並び、視線を浴びながらも、楽しくアニメの話をしていると、順番が回ってきて、グッツを買った。


「ふぅー列結構並んだね」


「まぁ土日の秋葉のアニメイトなんてあんなもんだ。松戸のアニメイトはそこまで混まないんだが。それじゃラノベコーナに行くか」


俺達はラノベコーナに向かった。そこで何冊かマイナーなラノベを買って、店を出た。陽射しがさっきより強くなっている気がする。早く秋きてほしいわ。


「それじゃそろそろお昼にしよっか」


「そうだな、なんか好きなものあるか?」


「遥斗くんのおすすめがいいなぁー」


ラーメンにするか、だがあんまり濃いのはきついだろうから、中華そばにしよう。それならあそこか。さっぱりして美味しいしな。女子も美味しく食べれる店だ。こってりが好きな俺もここの中華そばは好きだから、かなり美味しい方だろう。


「それじゃ中華そばを出している店に行くか」


「いいねーそうしよう」


俺達はラーメン屋に向かった。るなもは写真撮ろうかなと言っている。映えはないが、見た目はシンプルで美味しそうだからな、それもありだろう。


「ラーメン屋は滅多に行かないから、楽しみだよ。それに私のことを考えてさっぱりしたものを選んでくれたんでしょ」


そう目を細めて、微笑んで言った。やっぱりるなもの笑顔や微笑みは可愛すぎる。これが天使ってやつだろう。


「まぁなあんまり女子をこってり系に連れていくのはどうかと思ってな。まぁこってりが好きな人もいるんだろうが」


そんなことを話ながら、向かっていると駅中を通り昭和口に出た。やっぱり電気街の同じ地域だと思えないほど違うなと思いながら、進んでいった。そしたラーメン屋に着いた。




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美少女の幼馴染みがいるけど、互いに好きじゃないので相手の恋を応援します 作家目指すもの @Ronisei

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