『アンデンパンダン点』

『アンデンパンダン点』 下の２

　ドフの探査船アキバと、デバタヌ号は、エウロパの海をさらに潜った。

　エウロパの表面には、強力な放射線が出ている。

　人間は、よほどしっかりした保護をしないと生きられない。

　デバネズミなら、より、放射線に強いが、それでも長くは持たない。

　たねきならなおさらである。

　しかし、たぬきには、予知能力がある。

　あとは、しっかりと装備を整えるしかない。

　この深い海に生物がいることはすでに判っているが、知的な生命体は、まだ、いないようなのだが、いちまつの、将来有望なのはいたのだけれども。

　『案内人』と呼ばれる小さなクラゲみたいなものだ。

　知能はある、らしい。

　あまり、はっきりはしないのだが。

　しかし、『案内人』は、ふらふらと、地球のお客さんを、安全なルートで深みに案内して行くように、見えている。

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　　作者は、睡眠導入剤に酔っています。