資料3ー主人公紹介

名前:ティアーナ・ハンマーシュタイン=エクヴォルト

年齢:55

性別:女性

コンセプト:不敵に微笑むが、正義の心をもった美魔女

職業・身分:奇術師(魔術師)

一人称:此方(2人称:其方)


身長:166

体重:60

誕生日:9/16

外見・服装:煌びやかな装飾が施された衣服、シワはない、ワンチャン40代に見られなくもない

経歴:魔術師としての鍛錬をスタート(@15)→大学進学→オフィス勤務→家業を継ぐ(@30)

趣味・休日の過ごし方:オペラ鑑賞



備考:

 円を描くことで空気の流れを操り、衝撃波や斬撃を放つ。衝撃波は人外の骨を折るほど、斬撃は首を簡単に両断する。


 エクヴォルト家は元々、対人外向けの武術を研究していた。それがやがて「魔術」に昇華される。だが、人外が出なくなり数百年。周囲の人々は次第に「魔術」よりも財産を目当てにするようになった。


 根っから真面目だった彼女は人外の脅威を見捨てたりしなかった。誰よりも人外の存在を危惧し、仕事の合間を縫っては調査してきた。


 もちろん、最初から同じスタンスだったわけではない。一時は家の方針に不満を抱き、社会で働いたこともあった。毎日、夜遅くまで残業し、これも社会の歯車として回ることなのかと酒場でブランデーを飲んでいたとき、20代後半の彼女は青年と出会った。


 まさに一目惚れという言葉を信じた瞬間だった。二人はお互いに惹かれるように視線を交わし、やがて同じ卓で酒を飲み、同じベッドで寝るようになった。初めて家を出て幸せに思えた。




 だが、幸せは長く続かない。彼は殺されたのだ。しかも人外の手によって。その時、彼女は初めて知った。彼らは人前に現れなくなっただけで、この世の闇に隠れて生き続けていると。愛する人への復讐を誓った彼女は、家に戻り家業を継ぐ。




 奇術師としてショーを行う一方、訪れた先々で人外の痕跡をたどり、彼らのネットワークを調査した。だが、数百年にもわたって形成された彼らのネットワークは複雑で、15年の月日をかけても全容を明らかにすることはできなかった。


 周囲からはそろそろ結婚を、後継をとせがまれ始めた。しかし、彼女は結婚はおろか子供を産むことすら考えていなかった。なぜなら彼女が愛した男はすでにこの世からいなくなっていたから。




 そんな時、彼女の前に一人の男性が現れる。新しい彼女の付き人として採用された彼を一目見て彼女は驚いた。彼は今は亡き「彼」にそっくりだったのだ。別人であることは間違いない。しかし、彼の姿形、声の高さは「彼」との日々を想起させた。


 彼女は青年、ハンスに「魔術」を教えた。彼はその道の才能があったのかすぐに基礎を習得し、十年経つころには彼女の右腕として十分な実力を兼ね備えるようになっていた。もし、彼がこの戦いに参加していたら、勝敗はかなり異なっていたかもしれない。


 ハンスに恋愛感情を抱いたか、という質問をすると彼女は珍しく困った表情をしてしまう。若き日に感じた想いとは少し違う。まるで母親が息子の成長を見守るような、そんな「愛情」が彼女の心に芽生えていた。




 やがて、彼女は家督をハンスに継がせようと考え始めた。そんなおり、メールが届く。家が一軒しかないコロニーで開かれるパーティで手品を披露してほしいという。


 二人は身支度をして、すぐに向かった。ところが途中でハンスは荷物検査に引っかかってしまう。新人の検査官が手品用の刀を刃物類だと勘違いして足止めを喰らったのだ。飛行機の時間が迫っている。


「先に行ってください。すぐに追いつきますので」


 彼の言葉に彼女は頷いた。また会えると強く信じて……。


——————


「其方はずいぶん先へ進んでしまった。どうやら此方が追いかける番のようです。」


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※※※アクセス権限が更新されました※※※

 本稿では主人公が変更された際の物語の変遷を検証した。


 まず、惑星・ピセムにある絶海の孤島——「トマス・プランテーション」に十体のエージェントを用意する。エージェントは■■■■。■■■■、これを「その一体が主人公の小説」とした。


 彼らの中には人外——人殺しモンスターが紛れており、人外側は自分たち以外の人間を殺すことを、人間側は人外を見つけて排除することをそれぞれ目的とした。


 (中略)


 結果、すべての試行で異なる結末が得られた。軍人・社長・手品師・■■■■は目的を達成できず、■■■■は目的を達成できた。■■■■は相打ちとなり、本人は死亡した。また、■■■■。全試行の中で■■■■を見つけることができたのは■■■■のみであった。

 本稿の最後には、■■■■。



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引き続き、拙作をよろしくお願いいたします。

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