コレクション
根竹洋也
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「呪いのVR(ヴァーチャルリアリティ)ゲームのことについて教えて欲しいのです」
頭に包帯を巻いた男は、びくりと身を震わせた。
「プレイすると死ぬというあのゲームを手に入れ、実際にプレイしたと聞きました。本当ですか?」
男の顔は包帯で覆われ、その表情は読み取れなかった。やがて男は頷き、ゆっくりと語りはじめた。
「ああ、俺と友人はあのゲームをやったよ……まさかあんなことになるなんて……」
人類は遂に五感を伴った仮想世界を実現した。首の後ろのケーブルで脳とコンピューターを直接接続し、仮想世界に入り込めるのだ。
これは、そんな技術が一般的になった時代に、ある男性が体験した出来事である。
当時、俺は高校二年生だった。受験を来年に控え、引退前の最後の大会に向けて部活に打ち込む、どこにでもいる普通の高校生だった。
俺には中学からの友人がいた。そいつの名前をSとしよう。俺とSは昔から気が合って、よく遊んでいた。特に、二人ともオカルトとゲームが大好きだった。ある日Sに、「面白いものを手に入れたから一緒にやろう」と言われたんだ。
それが「呪いのVRゲーム」だった。
「遂に手に入れたんだ。一緒にやろうぜ! 今日はたしか部活休みだったろ?」
その日のSは興奮していた。俺もそのゲームの事は知っていたが、まさか本当に存在するとは思ってなかった。
「おいおい、本物なのか? っていうか、どうやって手に入れたんだ?」
「裏サイトさ。まあ、結構高かったけどな」
「金払ったのかよ。お前、それぜったい詐欺だって」
Sの家は金持ちだった。小遣いの額は具体的に聞いたことが無かったが、バイトの必要が無いくらいにはもらっているようで、うらやましい限りだった。まあ、そんなSがいつも誘ってくれるおかげで、俺も色々と珍しい経験が出来ていたんだが。
今回、Sが手に入れたという「呪いのVRゲーム」は、一年ほど前からオカルト好きの間で話題になっていたもので、最終ステージまでプレイした人間は不審な死を遂げるという、まあ、昔からあるお決まりのヤツの現代版、って感じの話だ。
「お前だって興味あるだろ?」
「まあ……でも、プレイしたら死ぬって……本当なのか?」
「それを確かめようってことだよ」
俺たちはその日の放課後、早速二人でSの家のマンションに集まった。
「もうインストールしてある。複数人での同時プレイも出来るみたいだから、一緒にやろうぜ」
俺たちは、いつものように首の後ろのコネクターにケーブルを繋ぎ、仮想空間に入った。
俺は最初、操作を間違えたと思ったよ。なぜなら、目の前に広がっていたのはさっきまで俺たちがいたSの部屋だったからだ。俺たちは困惑しながら顔を見合わせた。だが、部屋の扉の上に文字が浮いているのに気がついた。そこにはこう書いてあった。
『扉を開けるとゲームスタート!』
それで、やっぱりここはゲームの中だってことが分かった。
「なんだ? 俺の部屋を再現しているのか?」
「スマートホームのカメラとセンサー情報から自動生成したんじゃないか?」
今や家の中にはカメラやセンサーが至る所に張り巡らされている。人工知能の発達により、そういった機器の情報から精度の高い3Dモデルをその場で生成し、仮想空間内に取り込むことが出来るようになった。産業利用がメインの技術だけどな。
「せっかく遊ぶならファンタジーな世界で過ごしたいもんだな」
リアルに再現された仮想の部屋は、現実と瓜二つだった。扉に書かれた文字以外は。
「まあいいや。さて、ゲームスタートと行きますか」
Sは小さな子供みたいなワクワクした顔で、勢いよく扉を開けた。
すると、ピロリン! って感じの音が鳴って、扉の上の文字が変化した。
『キッチンにたどり着け! 制限時間三十秒』
「はあ?」
「なんだ? タイムアタックか?」
顔を見合わせる俺たちの前で、表示された数字が減っていった。
「と、とりあえず行くか」
俺たちが部屋の外に出ると、そこには同じようにリアルに再現された廊下があった。Sにとっては自宅だ。当然迷うこともなく、俺たちはすぐにキッチンにたどり着いた。キッチンの床に白く光る丸い円が表示されていて、中に入ると明るい音楽と共に頭上にメッセージが表示された。
『初級 第一ステージクリア!』
「なんだこりゃ? これでクリアか?」
「そうみたいだな」
俺たちがぽかんとしていると、また電子音が鳴り、自動で次のステージが始まった。
『マンションの一階ロビーまで行け! 制限時間十二分』
「次は一階だってさ。十二分間もあるならなら階段でも余裕だな」
「行くか」
Sの家はマンションの九階だった。俺たちは階段を駆け下り、制限時間をだいぶ残してゴールを示す白い円に入った。
『初級 第二ステージクリア!』
「うん。簡単だな」
「もしかして、これが続くのか?」
次に始まったステージでは、マンションの外の駐車場がゴールになっていた。屋外も実際の光景を再現した仮想空間が生成されていた。既に終わった工事がまだやっているあたり、おそらく公開されている衛星画像からの生成だろう。
「はい、クリア」
「ここまで現実に寄せた仮想空間は珍しいけど……ゲームとしてはどうなんだ、これ? しかも呪いはどこに行ったんだよ。お前、やっぱり騙されたんだって」
「まだ初級だろ。最終ステージをクリアしないと、何が起こるかわからないぜ」
「いや、きっと3D生成のデモプログラムか何かを改造して、ゲームっぽくしたのを売りつけられたんだろ」
そうやって話しているうちに、いつの間にか始まっていた第四ステージの制限時間が来た。すると、俺たちは最初の部屋に戻された。
「失敗すると死ぬ、とかではないようだな」
「そんな事あってたまるか……つまらないな、これ。別のゲームやろうぜ」
「はあ……やっぱり騙されたのか?」
俺たちは一旦そのゲームを終了させた。当然ログアウト出来ないということもなく、ゲームは普通に終わった。俺はちょっとがっかりしたが、まあ半分くらいはこの結末を予想していたから、気持ちを切り替えてその日は普通に遊んだんだ。
俺が帰ろうとしていると、Sはまだ「呪いのVRゲーム」の事をあきらめ切れないようだった。
「俺、もう少しあのゲームやってみるよ。せめて最終ステージまでやりたいからな。データやるから、お前も気が向いたらやってみろよ」
「騙されたんだって。あきらめて、今度からはもう少し慎重に買い物をするんだな」
「ちえっ」
俺はSの家を後にした。俺がSと会ったのはこれが最後だった。
次の日、学校に行くとSがいなかった。朝のホームルームが、時間になってもなかなか始まらなかった。やっと担任の先生が来たと思ったら、先生が言ったんだ。
「今朝、S君が亡くなりました」
Sは自宅マンションのベランダから飛び降りたという。遺書は無かったが、状況から自殺と判断された。俺はSが自殺をするなんて信じられなかったけどな。
葬式の後、Sの両親に会った。Sは夕食を食べた後、自室にこもってずっとゲームをしていたそうだ。おそらく、「呪いのVRゲーム」をやっていたんだろう。その時Sの両親から聞いたんだが、Sの遺体にはおかしなところがあったんだ。
不気味なことに、Sは飛び降りる前に自分の舌を引き抜いていたそうだ。
これが「呪いのVRゲーム」の呪いだとでもいうのか? 俺はとても信じられなかった。ゲームは関係なく、Sには何か俺の知らない悩みがあったのではないか。そう思うとやりきれない気持ちだった。
きっと、俺はそれに耐えられなかったんだと思う。何か納得のいく理由が欲しかったんだ。Sにもらっていた「呪いのVRゲーム」を調べてみることにしたのは、Sの死から一か月後だった。
自室でゲームを起動すると、まず現れたのは俺の部屋だった。このゲームは起動した場所が仮想空間で再現され、スタート地点になるのだ。そして、部屋の扉にはやっぱりこう書いてあった。
『扉を開けるとゲームスタート!』
扉を開けると、第一ステージがスタートした。
『一階のリビングまで行け! 制限時間三十秒』
Sと二人でプレイした時と同じだった。仮想空間上のある地点からある地点への移動を制限時間内に行う。クリアすると、また別の場所へ……
『初級全ステージクリア! 中級に進みます』
ある程度進めると、中級が始まった。
『Aビルの屋上までたどり着け! 制限時間三分』
視界に矢印が示され、目の前のビルが示された。エレベーターは動いてなかったので、俺は階段を駆けあがった。さすが中級と言ったところか、急がないと制限時間ギリギリだった。
「中級は少しシビアになるみたいだけど……相変わらずつまらないな」
そんな独り言を言いながら、俺は屋上の光るゴール地点を踏んだ。
『中級 第一ステージ クリア』
続いて、中級の第二ステージが始まった。
『地上まで降りろ 制限時間 三十秒』
「はあ? 三十秒?」
何かの間違いかと思った。十階建てのビルの屋上から地上まで三十秒。どう考えても間に合わない。その時、目の前に文字が現れた。
『ここは仮想世界』
そうだ、ここは仮想世界なのだ。高いところから落ちたって死なない。それに仮想世界のゲームでは、痛覚は再現されない。
俺は今いる屋上から飛び降りた。体に風圧を感じ、空気が耳の横を素早く通り過ぎる音が徐々に高くなる。
地面に足が触れた瞬間、「グシャ」と「ボキッ」が合わさったような、気持ちの悪い音がした。足が変な所で折れ曲がり、そのままの勢いで体が地面に叩きつけられた。少し驚いたが、ダメージ描写がリアルなゲームはいくらでもある。痛みは無く、足はすぐに元通りになった。
『中級第二ステージ クリア!』
明るい効果音を聞きながら俺は気がついた。
このゲームはステージが進むにつれ、高所からの飛び降りによるショートカットを要求されるようだ。Sは熱中してそれを繰り返すうち、うっかり現実世界でも飛び降りのショートカットをしてしまった、ということではないか?
「くそ! S、お前はこんなくだらないことで死んだのか! 」
そう思った俺は呆れ、同時に怒りを感じた。このゲームの制作者を突き止めて訴えてやる。俺はゲームを終了させた。
いつもの自室に戻ってきた俺は、興奮していた。絶対に許さない。まずはこのことを警察に話して、Sがゲームを買った相手を突き止めて……それから……!
そこで思い出したんだ。Sは、自ら舌を引き抜いていた、ってことを。あれは、一体なんだったんだ?
俺は一旦冷静になろうと、キッチンに飲み物を取りに行った。キッチンでは母親が夕飯の支度をしていた。俺が冷蔵庫に近づいた時だった。
「……ここは……じつ……こ……げん」
「?」
俺は首を傾げて母親を見た。母親が何かを呟いていた。
「どうしたの?」
「ここは……じつ? ここは現実?」
俺の背筋に冷たいものが走った。それとほぼ同時に、あり得ないことが起こった。
「ここは現実? ここは現実? ここは……こ……ウヴァああああああああ!」
叫びと共に、俺の母親だったモノがブクブクと醜く膨らみだした。最初は額が風船のように膨らみ、母親の顔が下手くそな落書きみたいに歪んだ。体も同じように膨らんでいき、不恰好なブドウが服を着ているような状態になったと思ったら、
次の瞬間――
パァン!
まるで風船が弾けるような音を残して、母親だったモノは俺の目の前で破裂した。キッチンに皮膚の切れ端のようなものがひらひらと舞った。
違和感を感じて自分の腹を見ると、白い棒のような物がいくつも突き刺さっていた。よく見ると、それは骨だった。破裂した母親だったモノから飛び散ったのだろう。だが、全く痛くないし、血も一滴も出ていなかった。俺が呆然としていると、目の前に文字が現れた。
『ここは仮想世界?』
おかしいじゃないか。俺はさっきゲームを終了させ、仮想世界から出たはずだ。
呆然と立ち尽くしていたはずの俺は、いつの間にか自室の椅子に座っていた。腹に刺さっていた骨は無くなっていた。
「どういうことだ? ゲームを終了できていなかったのか?」
俺が高鳴る胸を押さえながら一階に降りると、今度はキッチンには誰もいなかった。次に俺は外に出ようと玄関に向かった。人に会って会話すれば、ここが現実かどうかはっきりするはずだ。
その時、足元でグチャ、という音がして、同時に視界がグニャリと傾いたと思うと、俺はバランスを崩して転んでしまった。
何かを踏んだのだろうか? と、俺が上半身を起こして振り返ると、廊下に足が落ちていたんだ。よく見ると、その足は俺と同じ靴下を履いていた。
「あれ……?」
急いで立ちあがろうとするも、右足の膝から下が動かない。いや、膝から下が無かった。落ちていたのは俺の足だったんだ。
「うわあああ!」
俺は恐ろしくなって、床に転がる自分の足から逃げるように、這って玄関に向かった。痛みは無く、血は一滴も出ていなかった。
ぶちぶちっ
そんな音がして、俺は顔面をゴツンと床にぶつけた。いつの間にか腕が動かなくなっていた。背筋を鍛える時みたいに上半身を起こして横を見ると、俺の両手が転がっていた。いつの間にか左足も取れてしまっている。俺は四肢を失った状態で床に転がっていた。
「はあ? なんだよ? なんだよ、これ!」
ゴトリ
そんな音がして、視界がぐるぐると回転した。俺の頭が取れ、床を転がっていた。 転がった頭の視線の先で、玄関の扉に文字が表示されていた。
『ここは仮想世界?』
気がつくと、また俺は自室で目を覚ました。
あとは、同じようなことの繰り返しだった。現実に戻ったと思ったら、不気味で恐ろしいことが起こり、死んだと思ったらまた戻される。
床に穴が空いて数十分間落ち続け、どこかに勢いよく叩きつけられて体がバラバラになった。天井からゆっくりと無数の針が降りてきて、じわじわと串刺しにされた。小さな自分がたくさん現れて、体を少しずつ食べられた。気がつくと巨大なミシンの上にいて、体をもう一人の自分に縫いつけられた。Sが出てきたこともあった。窓の外からSがずっと笑顔で手を振っているんだ。だが絶対に窓は開かなかった。窓を割ると、そこには巨大なSの口が開いていて、俺は丁寧に噛み砕かれた。
そして、最後には必ずあの文字が現れる。
『ここは仮想世界?』
俺は叫んだ。
「わかったよ! ここは仮想世界なんだろ? お願いだから出してくれ! お願いだ!」
俺の叫びも虚しく、ゲームは続いた。痛みは無いし、実際に怪我をするわけではないのだから何の害も無いじゃないか――そう思ったか? 俺も最初そう思っていた。耐えればそのうち出られると、ね。だけど、出られないんだ。どんどんゲームは続いた。
耳に突然何かが入ってきて、頭の中で暴れ回った。ゴソゴソ、カリカリ、キチキチって音が頭の中でずっと響くんだ。そして、最後には何かが切れたような音がして気を失う。溶けた鉄が雨のように降ってきたこともあった。体に当たると煙と共にジュッ、と音がして、まるで焼肉のような匂いがするんだ。嗅覚もしっかり再現されているからな。歯が生え変わり続けて、抜けた自分の歯でいっぱいになった部屋で溺れた、なんてのもあったな。
とにかく意味のわからない不気味なことが起きるんだが、どんなに悲惨な目に遭っても痛みがないんだ。そのうち、それが恐ろしくなってきた。痛みが無いうちはまだ仮想世界だってことだからな。やがて俺は、自ら痛みを求めるようになった。
痛みさえ感じれば現実だ。痛みを感じたい。現実に戻りたい!
俺は二階にあった自室の窓から飛び降りた。ビルから飛び降りた時と違い、すぐにドサン、と音がして地面に叩きつけられた。痛みは無かった。
違う。まだここは仮想世界なんだ。痛みを! 現実の痛みを!
俺は気がおかしくなっていたと思う。いつしか、痛みを感じれば現実に戻れる気がしていた。もう、目の前に表示される文章の意味を考える余裕も無かった。
『最終ステージ開始』
俺は痛みを求め続けた。おかしな出来事が起こるより先に、いろいろな方法で自分を傷つけた。ビルから飛び降りた。包丁で自らの腹を刺した。首も刺した。ガソリンを被って火をつけた。自らの舌を引き抜いてみたりもした。
その度に、リアルに体が破壊される感覚だけがあり、やっぱり痛みは無かった。そして、次の瞬間には自室で目覚めた。
『すでに収録済みです』
いつしかそんな文字が表示されていた。
「ああああ! 一体、どうすればいいんだ! 何をすれば出られるんだ!」
何十回目か、何百回目かはわからない。俺は、自分の指を両目に突っ込み、目を潰したんだ。その時、ピロリン、という明るい効果音が鳴り響き、はじめて見る文字が表示された。今にして思えばおかしいよな、目を潰しているのに文字が見えるなんて。
『未収録の行為です。再度実施してください。収録後、プログラムを終了します。お疲れ様でした』
俺は自室で目覚めた。ようやく繰り返しから脱出できる嬉しさで、俺は涙を流していた。
そして、嬉々として自分の両目に指を思いっきり突っ込んだ。
次の瞬間、とんでもない激痛を感じた。同時に、眼球っていうのは思ったよりも弾力があるんだな、なんて思ったよ。
「グチャ」と「ピチャ」を合わせたような音がして、俺は光を失った――
「それで、自分の両目をつぶしたのですか?」
「そうさ。いつの間にか現実に戻っていたことに気がつかずにね。だけど、目が見えなくなったのは幸いだったかもしれない。俺はあの時、激痛と暗闇の中で思ったんだ。死ねば、またリセットされて無傷で自室で目覚めるんじゃないかと。Sは舌を引き抜いた後、そう思って飛び降りたのかもしれない」
「そのゲームの正体は、結局なんだったんですか?」
「さあね。だが、最終ステージで表示されていた文章を冷静に思い返してみると、あれはきっと……痛みを集めていたんじゃないか」
「痛みを、集める?」
「自傷行為の痛みのコレクションさ。どこかで、俺が目を潰した時の感覚を楽しんでいる奴がいるのかもな」
男は顔を覆う包帯をゆっくりと外した。両目がおさまっているはずの場所にぽっかりと空いた穴が、こちらを見つめていた。
コレクション 根竹洋也 @Netake
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