第3話 登場
今日の学校が終わって今日も二人は一緒に帰宅していた。
「昨日のアレってなんだったんだろう。」
「分からない、だが嫌な予感がする。」
残念なことに伊豆の嫌な予感は的中する。
ドガッッシャーーーン
突如空から、何かが降ってきたのだ。
「おいおい、またかよ!」
「今度はなんだ〜」
二人は二回目の異常な出来事に慣れながらも、驚く。
降ってきたのは宇宙船?のような物体だった。
落ちてきた衝撃で、中に乗っていた人が空中に投げ出され、投げ出された人は、道路に倒れて動かないまま。
「大丈夫か!!」
新が謎の人に近づいて、声をかける。
「す、、、、すいません、、そこのお方、、私の、、、私の星を救ってください!」
謎の人は涙を流しながら、新に助けを乞う。
「まずは怪我を治そう!家から、救急セットを持って来てくれ!!」
新は伊豆に大きい声で、こう言った。
「分かったよっ!」
伊豆は家へと駆け出す。
5分後
伊豆は救急セットを持って、戻ってきた。
「よし、腕に包帯を巻いて。」
新は伊豆に指示する。
怪我しているところに絆創膏や湿布を貼り、謎の人はなんとか落ち着いた。
謎の人はベンチに座り語り始めた。
「僕はキャムと言います。僕が住んでる星の悪いやつが、とんでもないことを企んでいるんです!!」
「その企みとは…」
「それは?」」
二人が問うとキャムはこう言った。
「地球を、乗っ取ること。」
まさかの答えだった。
「そうか、分かった。」
伊豆は、静かに言った。
「そのための能力か。」
新も自分の使命に気づいた様子。
「助けて、、くれませんか…」
キャムは今にも泣きそうな声でまたしても助けを乞う。
二人の答えは。
「当たり前だ、地球を守るため、そしてキャムの星も守るために!!」
新は、仲間のピンチは必ず見逃せない性格。
「もう、ここまで来たらやるしかない。」
伊豆も覚悟を決めた様子だ。
「ありがとう、、ございます。」
二人の決断にキャムはボロボロに泣いてしまった。
「あいつらは今日、地球を攻めてきます。」
「最初に攻めてくるのは、アメリカというところです。」
キャムは襲撃される場所を語った。
「遠いな〜ここから間に合う?」
まさかアメリカに行くなんて思っても居なかった新。
「早く行こう、そして早く終わらせよう。」
早く終わらせたい伊豆。
「俺たちには能力があるんだし余裕かな。」
新がこう言った時、キャムが驚いた。
「あなた達には能力があるんですか!?」
「新が風です、で僕が雷です」
伊豆が説明する。
「分かりました、後はお願いします!僕は怪我が治るまで、地球に居ることにします。」
「分かった。どうやって飛べるか分からないけど、行くか。」
こうして二人は、空を飛んでアメリカへ行くになった。
新は足に風を吹かせ、空を飛ぶ。
だがコントロールが難しくて、少しでも気を抜くと曲がってしまう。
「うわっ!!また右に曲がった!!」
伊豆は、体にほんの僅かな電気を体に流し、その衝撃で浮くことができる。
「電気が痛い、こんなんじゃ空を飛んでるとは言えないよ。」
二人は文句を言いながらも、能力を使いこなしている。
そして2時間ぐらい経った後やっと二人はアメリカに着いた。
着いた頃には、アメリカは月が見える夜になっていた。
アメリカに降り立った二人は、襲撃の時まで息をひそめる。
二人がアメリカについた30分後の事。
夜空に一台の宇宙船が上空に浮かんでいた。
神の抗争 壱戦 @tyatyatyatya
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