立冬に病癒えつつありにけり

りっとうにやまいいえつつありにけり

季語は「立冬」です。


発病からそろそろ1年が経ちます。

11月8日の立冬の日がたまたま通院日でした。掲句は主治医から「良くなっている」「順調に回復している」と言われ、うれしくて詠んだ句です。


ただ、良くなっていると言われても、その実感は乏しく、日によっては我ながら今日のメンタルはおかしいなと思う時もあります。

そもそも8時間労働もできていませんし、職場で誰かの役に立てているかも分かりません。

調子に乗って少しアクティブになると、その反動で長く低空飛行が続きます。

安定しない体調と共生しつつ、新しい生き方を探したいと足掻いている最中です。


そんな状態ですが、俳句との出会いは自分の生き方(というと大げさなので生活かな)を変えてくれるかもと感じています。

まだ、自分にとって俳句を作ることの意味は何なのかよく分かりませんし、そのうち飽きるのではと斜に構えている面もあります。


ただ、この数か月、俳句を詠むこと、それからカクヨムの皆さんとのやり取りはとても楽しく、病気に向き合う上で大きな支えになっていました。もちろん、今も大きな拠りどころです。


うつ病は一度罹患すると6割が再発するとされています。

再発はまっぴらですが、この再発率からすれば私もおそらく再発するのでしょう。再発しなかったとしても完治はしない病なので、一生付き合っていくことになるのだと思います。


ただ、もし再発をしそうになった時でも、俳句とカクヨムという場があることで、何とか踏みとどまれるのではないかと今は感じています。


まあ、今はボチボチ、俳句を詠んでいきたいと思います。よろしければ、お付き合いをいただけるととてもうれしいです。


以上、犀川 ようさんの自主企画を踏まえた「再発」をテーマとした句でございました。旧作ばかりとなり、大変失礼いたしました。


ここまでお読みいただいて、本当にありがとうございました<(_ _)>

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

俳句を詠んでうつから回復した話 ネコ? @tanaka0045

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ