朝獦さまは、厳罰主義の人だったんですね。
瓦一枚で、打ち殺すとは。やりすぎな気がしますね。
それとも、まわりの者へのみせしめだったのかしら。
幼い頃そんな情景をみた佐久良売さま、桃生柵を、お父さまを守りたい気持ちはわかりますが、自分の命が一番大切ですよ。
作者からの返信
本城 冴月さま
こんにちは。
ようこそ、いらっしゃいませ。
当時は、まだ、瓦はちょっとした貴重品。奈良はともかく、田舎では、寺か、国府か、大豪族の邸宅か、ぐらいしか使われていなかった(という世界観)
そんななかで、大和朝廷の威信をかけて作らせている桃生柵。朝獦にとっては、瓦一枚が、役夫一人の命より重かったんです。(怖すぎる)
まわりの役夫への見せしめでもあります。おまえら、心して作業しろよ、瓦を割ったりするなよ、という……。
朝獦は冷たい、恐ろしい男です。
佐久良売に、「自分の命が一番大事ですよ」とまっとうなお言葉をかけてくださり、ありがとうございます。
その通りです……が。佐久良売は、この燃える桃生柵のなかで、もはや、正常な思考が行えていません。
コメントありがとうございました。
加須 千花さま
こんにちは。
蝦夷という外敵の脅威だけでなく、朝廷の威光を笠に着た高官による地方締め付けも、また恐ろしいですね。気品漂う朝獦さまに好感を持っていた幼い佐久良売でしたが、その朝獦さまの命で人が殴り殺されるところを目の当たりにさせられたなんて、これは酷いトラウマになったのではないでしょうか。
作者からの返信
佐藤 宇佳子さま
こんにちは。
ようこそ、いらっしゃいませ。
朝獦は、蝦夷と小競り合いになっても、死ぬまで桃生柵を放棄するなよ、と、佐土麻呂パパに圧力をかけました。
しかし胸の内は、
───ここは侵略の最前線だから(まだ戦にはなってないけど)いつ何時、蝦夷から攻められるかわかったものではないわ。そしたら、目の前にいるこの男(佐土麻呂パパ)は死ぬかもなぁ。
という冷たいものでした……。
朝獦は、使える駒は最大限使う主義です。(怖い)
朝獦の本性を垣間見て、幼い佐久良売、ショック。朝獦にむかっていた幼い恋心を無理矢理ねじふせ、恋してはいけない、と己に言い聞かせます。
これが、佐久良売の、「男にときめかない、恋愛できない」の底にあるトラウマです。
今は、そのトラウマは、恋愛に関しては克服し、真比登とラブラブですが。
佐久良売は、朝獦の恐ろしさを思い出しました……。
コメントありがとうございました。
拝読致しました。
未だにアサカリさんの呪縛は生き続けているのですね。
幼少期に刻まれた恐怖は癒えることはなく、隠すことも難しい……Σ(゚Д゚|||)
しかもあの、冷血と権力が化学反応を起こしたようなアサカリさん、その妄執も普通ではなさそう。
なんか祟られそう。
あ、ひょっとしてラスボスはアサカリさんの怨霊!?Σ(゚∀゚ノ)ノ
よーくーもーこーわーしーたーなー、とかって襲ってくるのを真比登さんが迎撃するのか!?
……失礼。
冷静に対処するすずしろちゃんがカッコ良かったです!(^^)
作者からの返信
たけざぶろう様
こんにちは。
ようこそ、いらっしゃいませ。
「幼少期に刻まれた恐怖は癒えることはなく、隠すことも難しい……」
そうなんです。「冷血と権力が化学反応を起こしたような」朝獦は、佐久良売の心に大きな傷跡を残しました。
「あ、ひょっとしてラスボスはアサカリさんの怨霊!?」
どき───っ!Σ(・∀・;)
たけざぶろう様、鋭いです。
すずしろちゃん、佐久良売さまお付きの女官として冷静に対処します。
カッコ良かった、と言ってくださり、ありがとうございます!
コメントありがとうございました。
今までずっと戦場に出ている真比登の命 ばかり心配していましたが、本当に亡くなってしまいそうなのは佐久良売なんじゃないかという気がしてビビっています……
作者からの返信
綾森れん様
こんばんは。
ようこそ、いらっしゃいませ。
真比登の命の心配をしてくださっていたのですね!
ありがとうございます。
真比登、最後の決戦を終え、戰場で散るルートはありません、ご安心ください。
それより危ないのは……。
綾森れんさまは、いつもコメントが鋭いです。
コメントありがとうございました。
千花ちゃん、こんにちは😊
突然の襲撃、しかも火が放たれて桃生柵の屋敷が全部燃えてしまう勢い。
そんな窮地の中でも佐久良売さまは冷静な判断で指示をして凄いですね。
そして、朝獦さまの恐ろしい一面を見た佐久良売さま、その過去の記憶がなんとしても桃生柵を守らねば!との強い気持ちをかきたてているのですね。
あぁ~、大丈夫でしょうか?
真比登さん、一刻も早く戻ってきてほしいです。
作者からの返信
この美のこ様
こんばんは。
ようこそ、いらっしゃいませ。
蝦夷にとっては、最後の意趣返し。もとより生きて帰るつもりのない襲撃です。桃生柵の屋敷は全焼の勢いです。
佐久良売は、領主の娘らしく冷静な判断で指示をします。
凄いですね、と褒めてくださり、ありがとうございます!
「朝獦さまの恐ろしい一面を見た佐久良売さま、その過去の記憶がなんとしても桃生柵を守らねば!との強い気持ちをかきたてているのですね。」
その通りです。
佐久良売、大丈夫なのか?
危うい雰囲気です。
真比登〜! 早く帰ってきてェ───!
コメントありがとうございました。
朝獦さま、これは何ともおっかない威圧ぶりですね(・・;)
瓦一枚で死刑となると、「蝦夷に全焼させられました」では本当に族滅もありえそうです。
ただ、その朝獦さま本人自体が既に族滅させられているわけで政治関係的には大丈夫そうに思えるところもあるのですが……
佐久良売さん1人で止めに行くのはかなり無謀と思えますが、何かしらの仕掛でもあるのでしょうか……
作者からの返信
川野遥さま
こんばんは。
ようこそ、いらっしゃいませ。
朝獦、おっかない威圧です。
瓦一枚で、下人は死刑です。他の下人への見せしめですね。
『「蝦夷に全焼させられました」では本当に族滅もありえそうです。』
はい。
『ただ、その朝獦さま本人自体が既に族滅させられているわけで』
ええ、政治関係を危ぶんでいるわけではありません。
奈良時代、怨霊を恐れる時代ですから……、ねっ?
コメントありがとうございました。
強迫観念からか、佐久良売が守ろうとする桃生柵。逃げなく良いのか。この行動の先になにがあるのか。それはなんの為に。命を賭けて押してするべき事なのか。焦燥感が凄い。着けられた火のせいか、朝獦の亡霊の声のせいか。
ここ桃生柵には様々な怨嗟が集まっているように思えます。
どうか佐久良売が無事でありますように。
作者からの返信
かごのぼっち様
佐久良売が抱えていた、強迫観念が、ここで浮き彫りになります。
けが人、女官たちを避難させ、自分だけは逃げないで、父親のもとに走る佐久良売。
「命を賭けておしてするべき事なのか」
その通りです。
この時の佐久良売は、もう、冷静さを失っています。
「ここ桃生柵には様々な怨嗟が集まっているように思えます」
まさしく、その通りです。
炎と煙うずまく、桃生柵の上空に、恨みをもって叫ぶ人々の顔の影が見えるような……、そのような場所です。
佐久良売の無事を祈ってくださり、ありがとうございます。
コメントありがとうございました。