おお、真比登とエアシポプケプの一騎打ち。
真比登のことはずっと見てきて知ってるので、もちろん味方しますけど、侵略されるエアシポプケプの気持ちもわかるんですよねー。
エアシポプケプ、死んでしまった、気の毒なことです。
えっ、桃生柵が燃えているんですか!
佐久良売さまが危ない! 真比登、間に合うのか。
作者からの返信
本城 冴月さま
こんにちは。
ようこそ、いらっしゃいませ。
真比登とエアシポプケプ、一騎打ち。
真比登の味方をしつつ、エアシポプケプの気持ちも理解してくださり、ありがとうございます。
そのように読んでほしいと執筆していました。
エアシポプケプ、囚われの身になるより、最後は真比登と華々しく戦い、真比登の手にかかって死にたい、と願っていました。
真比登はその気持ちを感じ取り、引導を渡してやりました……。
桃生柵、燃えています。
佐久良売さまが危ないですっ!
真比登の愛馬は速いですが、その速さを計算にいれても、半刻はかかる。
もうもうと煙があがり、すでに大規模火災となっている桃生柵。
真比登は間に合うかっ?!
コメントありがとうございました。
加須 千花さま
こんにちは。
日本兵には日本兵の、蝦夷には蝦夷の理屈があり、互いに相手の理屈が分かっていても相いれないものはどうしようもないですね(ただ、この場合はどちらかというと蝦夷の正当性に分がある気はしますが)。だからこそ、真比登とエアシポプケプはどちらかが死ぬまで一騎打ちをするしか、取るべき道はなかったのだろうと思います。
真比登の闘いの、生きるための原動力はもうすべて佐久良売さまなんですね。彼女の暮らす桃生柵での大規模な火災。ここからだと馬を飛ばしても半刻はかかる……これは居ても立っても居られません。
作者からの返信
佐藤宇佳子さま
こんにちは。
ようこそ、いらっしゃいませ。
「日本兵には日本兵の、蝦夷には蝦夷の理屈があり」
その通りです。
「ただ、この場合はどちらかというと蝦夷の正当性に分がある気はしますが」
そのように感じられるように描いています。兵の規模、長期的視点で見ると、大和朝廷の侵略戦争ですので。
「真比登とエアシポプケプはどちらかが死ぬまで一騎打ちをするしか、取るべき道はなかったのだろうと思います。」
そうですね。真比登は、殺したいとは思っていませんでしたが、エアシポプケプからは、(決着をおまえにつけてほしい。せめて、おまえの手にかかりたい。)という想いがヒシヒシと伝わってきましたので、願いに応えました……。
「真比登の闘いの、生きるための原動力はもうすべて佐久良売さまなんですね。」
そうです。佐久良売さまが一番、大事です。真比登は愛に生きたい。
「彼女の暮らす桃生柵での大規模な火災。」
ええ、真比登の愛する妻に危機が迫っています。
走れ真比登!
コメントありがとうございました。
拝読致しました。
なるほど、エアシさんの目的は、拠点防衛ではなく、刺し違える覚悟での攻撃でしたか。自分を囮にした……(ꏿ﹏ꏿ;)ヒソウダ
火の神の寝床。
名前から察するに、何らかの可燃性物が発掘できる場所?油とか、硫黄とか。
それを使った火攻め、それも場所を知りぬいた人員を使った奇襲、を仕掛けたのか。迂回路を使い、昼夜を分かたずに。五十しかいない兵員を割いて。
まさに執念………!(;ŏ﹏ŏ)
作者からの返信
たけざぶろう様
こんにちは。
ようこそ、いらっしゃいませ。
もう、拠点防衛ができる段階は過ぎました。総力戦で粘り強く大和朝廷に抗いましたが、立てこもりができるほどの設備も余力もありません。
あとは滅びを待つだけ。
捕まって殺されるか奴婢に落ちるか、それが末路とわかるエアシポプケプは、随一強い、敵の武将との一騎打ちを望みます。
夢にまで見た、果たし合いをしてみたいと思った真比登と……。
あと、できるだけ敵にダメージを。自らを囮にし、火を放ちます。
死にゆく者の執念です。
火の神の寝床、とは、囲炉裏の灰をさします。
火の神が踊り、憩う場所、というイメージですね。
コメントありがとうございました。
編集済
モムノフノキにまで戦火が及んでいたとは。
サクラメさんの名前もマヒトサンの妻でであることも知っている。
商売を通じて知り得た情報なのかもしれません。
今は、急ぎ帰らねば!
作者からの返信
ぽんにゃっぷ様
桃生柵が危ないです!
あ〜、平時なら、商売で知ったかも。
しかし、これは、日本兵を捕まえて拷問して吐かせた情報です。
今は、急ぎ帰らねば、佐久良売がピンチです!
細かい点ですが、
桃生=モムノフ、です。
これは、アイヌ語のモムヌプカが、日本語になった時に、モムノフ、と表記したもののようです。
モムヌプカは流れのある丘、という意味だそうです。つまり川そばの丘、ですね。
でもねー、現代から見たら、モモウ、としか読めないですよねー。(;・∀・)
コメントありがとうございました。
なるほどー!
エアシポプケプ以外の蝦夷は桃生柵へ火を放っていたのですか!
全力をかけて戦っても兵士の数が違うからトイオマイを守ることはできない、それならば、という作戦ですね。
追い詰めすぎた敵が感情的な反撃に出てくるとは思わず、桃生柵に警備を残していなかった 大和側の落ち度かも……
作者からの返信
綾森れん様
こんにちは。
ようこそ、いらっしゃいませ。
エアシポプケプが、「燃やせ!」と言った時に、郷に火を放った少数の兵士。
それ以外は、留守の桃生柵を攻めて、火を放っていたのでした……。
もう、決戦は終わり、トイオマイの郷はおしまいです。最後に、感情的な反撃にでた蝦夷の兵たちでした。
「桃生柵に警備を残していなかった 大和側の落ち度かも……」
その通りです。
コメントありがとうございました。
千花ちゃん、おはようございます😊
エアシポプケプと真比登さんの一騎打ち、潔いものでしたが、なんと、桃生柵が火の海になっていようとは……💦
佐久良売さまの簪を取り戻せたのは良かったけれど、果たして真比登さんは佐久良売さまを救い出すことができるでしょうか?
真比登さん、走って!走って!
頑張って!
作者からの返信
この美のこ様
おはようございます。
ようこそ、いらっしゃいませ。
一騎打ち、潔いもの、と言ってくださり、ありがとうございます!
別動隊が、ほぼ空となった桃生柵を襲い、火の海にしています。
佐久良売の簪、無事に取り戻しました。
エアシポプケプは、大刀での一騎打ちを真比登にさせたかっただけで、簪から実際に妻を呪う、までは考えていませんでした。
敵として、真比登を認めていたエアシポプケプです。
真比登、佐久良売を救い出せるでしょうか?
「走って! 走って! 頑張って!」と応援してくださり、ありがとうございます。
コメントありがとうございました。
蝦夷勢、覚悟を決めての一騎打ち所望かと思いきや、本命は大和側根拠地の急襲でしたか(・・;)
恨みのほどがうかがえますが、果たして真比登は間に合うのでしょうか……
作者からの返信
川野遥さま
おはようございます。
ようこそ、いらっしゃいませ。
エアシポプケプ、覚悟を決めての一騎打ち所望です。真比登と剣を手合わせしてみたい、と、ずっと思っていた男です。
一騎打ちをしつつ、郷に攻めてきた日本兵、全て焼き殺すつもりで火を放ちましたが、真比登が早く勝負を決めた&早く対処したので、焼き殺すまではいかず。
本命は大和側根拠地の急襲でした。
蝦夷側の、深い恨みがうかがえますね。
真比登は間に合うか……。(゜o゜;
コメントありがとうございました。
一騎討ち。見事でした。
戦争なんてものはやはり不毛でしかない。戦場で戦っているのは駒ではなく人。人と人が戦うと言うのであれば、それぞれの道理があって、それぞれの正義がある。
しかしこれは侵略戦争でしょう。つきつけられた不条理に抗うのは必然。追い詰められたと言うのであれば必死にして決死。そんな相手を摘まねばならない。そしてその怨嗟の涙が火の神を召喚したのであれば、報いを受けることもあるでしょう。なんとも居た堪れない状況ですね。
真比登、間に合うのか。佐久良売の無事はどうなのか。気になります。
作者からの返信
かごのぼっち様
一騎打ち、見事、と言ってくださり、ありがとうございます。
つきつけられた不条理にあらがった蝦夷たちですが、忘れてはならないのは、桃生柵の戦は、蝦夷がわから開戦の火蓋を切っておとした事です。
仕掛けたのは、蝦夷がわ。
エアシポプケプには、勝ち目のない戦を始めるのを、止められなかった。散らずにすんだはずの命を散らし、郷を壊滅させてしまった、という苦い思いがあります。
「大和を倒せ! 桃生柵を燃やせ!」と、開戦ムードで盛り上がる皆に、
「冷静になれ、大和は大きな国だぞ。勝てるのか。」と、彼は促したのですが、彼の声は少数派で、興奮した男たちの声にかきけされてしまったのです……。
何も会話はなくとも、真比登は、なんとなく察しています。そのうえで、彼に望まれたとおり、とどめを自ら刺してやりました。滅びゆく郷の戦士であるエアシポプケプが、最後に望むのは、英雄である自分に殺してもらう事だと、わかったからです。
真比登は良い男です。
怨嗟の炎。これは真比登を焼きませんでした。まるでこの郷を焼く炎がメラメラと燃え移ったかのように、離れた桃生柵に火の手があがります。
怨嗟の炎は、真比登を焼かず、誰を焼くのか……。
コメントありがとうございました。