応援コメント

第二十五話  御勝という男、其の四。」への応援コメント

  • 声の正体は違う人だったけど、御勝くんはやはりフラグを回収してしまっていた……!
    しかも顔に笑みを浮かべて。
    最後に彼は何を見たのでしょう……
    ご冥福をお祈りいたします……

    作者からの返信

    北原黒愁さま

    こんばんは。
    ようこそ、いらっしゃいませ。

    声の正体は違いましたが、北原黒愁さまの予想の通り、御勝はフラグを回収しました。
    最後に何を見たか。
    それは私にもわかりません。
    狂気的な笑顔を貼り付けて、黄泉に旅立ちました。
    いくらでも踏みとどまるチャンスはあったのに、真っ黒い死に突撃していった彼に、祈りを捧げてくださり、感謝申しあげます。

    コメントありがとうございました。

  • 争いはつらいものですね。
    でもきっとこんな時代もあったでしょうし、今も世界の何処かではあるのが悲しい現状ですね。
    最後に彼らは何を見たのか。
    考えさせられました。
    また、毎度知識量が深すぎて驚かされます。
    奈良時代の作品を初めて読みました!!
    (気にはなっていたので勉強になります)

    作者からの返信

    保桜さやか様

    こんばんは。
    ようこそ、いらっしゃいませ。

    争いは辛いものです。地球上の紛争、抗争、戦争、全てなくなれば良いと思います。
    これは架空の物語ですが、桃生柵を舞台としてしまったので、戦の描写が避けて通れません。💦
    いつもはラブロマンス空間で物語が展開していきますが、今回はハードモードでした。

    「最後に彼らは何を見たのか。」
    考えてくださり、ありがとうございます。
    実は作者は、何を見たのかは考えずに書いています。

    知識量、深いですか。ありがとうございます。
    奈良時代のヒストリカルロマンス、かなり架空設定も入ってますが、楽しんでいただけますように。

    コメントありがとうございました。

  • 生きるには敵にやられる前に殺すしかない……

    戦争ですからね。

    そんな中に身を置けば、狂気に心が呑まれる人が出てきてもおかしくないですからね。

    これは恐らく現実世界の紛争地域で戦争等に参加してる人達にも実際にいるでしょうね……


    戦は人の命だけでなく、人としての心も削り落としていくという事か……

    やっぱり平和が一番ですねぇ……


    そして御勝……

    まあ、こうなりますよね💦
    あっさりと退場💦
    自業自得とはいえ哀れですね。
    せめて安らかに……

    作者からの返信

    アニマル様

    狂気に心が呑まれる人。

    「これは恐らく現実世界の紛争地域で戦争等に参加してる人達にも実際にいるでしょうね……。
    戦は人の命だけでなく、人としての心も削り落としていくという事か……。」
    ええ、きっと……。
    なのになぜ、戦は過去も、今も、なくならないのか……。

    「やっぱり平和が一番ですねぇ……」
    その通りです。

    御勝、あっさりと退場です。
    おごれる兵士の末路でした……。
    せめて安らかに、と、見送ってくださり、ありがとうございました。

    コメントありがとうございました。

  • 現代でも戦争のPTSDで苦しむ方々がいっぱいいますし、すぐ近くで斬り合うこの時代はどれほどの狂気を孕んでいたんでしょうね…恐ろしいです。

    あの不穏な台詞は御勝かと思っていましたが違いましたか。自分勝手に戦場を駆け回れば死んでしまうのもさもありなん、ですね。

    あとがきも、時代の装備事情からお財布事情まで、考察を知れて助かります!
    結論の一言はクスっとしてしまいしたが、「なるほど!」と納得です。

    作者からの返信

    きんくま様

    「現代でも戦争のPTSDで苦しむ方々がいっぱいいますし、すぐ近くで斬り合うこの時代はどれほどの狂気を」
    おっしゃる通りです。
    恐ろしいです。(ー_ー;)
    平和な日本に生まれて良かったです。

    御勝、あの不穏なセリフを言った男とは、別の人物でした。
    御勝、思い上がった男。戰場で、あっさり退場、です。

    あとがき、楽しんでいただけたようで、良かったです!
    兵士のヨロイがバラバラ、それが朝廷の正規軍なんですから、現代人からは想像しづらい絵面ですよねぇ。

    コメントありがとうございました。

  • ベトナム戦争などでは気がおかしくなった兵士が大勢いたと言われております。やはり死線を征く者は常軌を逸するのかもしれません。先ず普通の感覚だとは言えないのでしょう。

    御勝にあっては自業自得。なんとも言えませんね。

    よろいの説明良かったです。こう言った当時の知識が入ることで、また臨場感が深まりますね。ありがとうございますm(_ _)m

    作者からの返信

    かごのぼっち様

    御勝という男、を一気読み、ありがとうございました。

    「やはり死線を征く者は常軌を逸するのかもしれません。」そうではないかな、と想像で書いています。
    きっと、そうなのかな、と思っています。

    御勝、自業自得ですよね。
    奢れる者は、戰場ではあっという間に退場。というのを書きたかったので、メインキャラはとても、死なせられない、と、ゲストキャラを用意しました。
    なんとも言えない幕引きでした。

    よろいの説明、そうそう、臨場感や、頭のイメージで、いろんなよろい。鉄や、革や、防災頭巾みたいなよろいを思い描いてもらえればな、と入れました。
    しかし、兵役で、男の労働力を提供しなきゃいけないのに、さらに金を出せとは、古代国家は鬼だ、と思いましたよ。

    コメントありがとうございました。

  • 戦場はそれだけ人を変えてしまうということですね(-ω-;)
    無論、暴力はいけませんが、最後の一線を超えなかったことは、称賛に値するでしょう。

    作者からの返信

    最十レイさま

    こんばんは。
    ようこそ、いらっしゃいませ。

    ええ、戰場はそれだけ人を……、だと思います。
    真比登は、戰場に生きる男。
    しかし、最後の一線は超えないように心がけ、また、まわりの兵にも、超えさせないように、と心をくばっています。

    称賛をありがとうございます。

    コメントありがとうございました。

  • あらま、ミカツくん、あっけなく。お父様がかわいそう。
    シマくんはしぶといなぁ…!

    作者からの返信

    ぽんにゃっぷ様

    こんにちは。
    ようこそ、いらっしゃいませ。

    ええ、ミカツ、あっけなく。両親は可哀想だと思います。
    戰場で驕って、勝手な行動をとったツケは、こういう形で払うことになってしましました。

    シマくんはしぶといです。

    コメントありがとうございました。

    編集済
  • 御勝さん、軍法会議にかける前におっちんちゃいましたかあ。
    しかも満足げな死に様っていう。

    こやつの鎧をはいで、自弁の兵士に分け与えるしかない。

    作者からの返信

    菅野 事案さま

    はい、御勝、軍法会議にかける前におっちんじゃいました。
    なんでしょう、満足だったんでしょうかね……。
    狂気のただよう、笑顔だったのでしょう。

    「こやつの鎧をはいで、自弁の兵士に分け与えるしかない。」
    うん、かくなるうえは……。

    コメントありがとうございました。

  • いつの時代も戦になれば理性よりも感情が前面に出ますね。現在の戦争にはルールがあると口にする者もいますが、とても口で言ってどうこうなるものではないと感じる一幕でした。

    作者からの返信

    焔コブラさま

    おはようございます。
    ようこそ、いらっしゃいませ。

    はい、「戦になれば理性よりも感情が前面に」御勝は、そのような男でした。
    真比登は、言葉を届けようとしましたが、「とても口で言ってどうこうなるものではない」男でした。
    ……生者には言葉を尽くす。
    しかし、死者には弔いの言葉以上は持たぬ。
    戰場で生きる優しい真比登は、そのように、意識を割り切っています。

    コメントありがとうございました。

  • 今でも戦場から戻ってきた人にはPTSDで苦しむ方がいらっしゃいますもんね……
    極限の状態というのは恐ろしい……

    御勝さんはあっさり……
    おごれるものは久しからず、でしたね。

    作者からの返信

    すみれ菊さま

    こんばんは。
    ようこそ、いらっしゃいませ。

    奈良時代という古い時代なので、PTSDがあった、という記録があるわけではありません。なので、私の想像です。
    ただ、百姓が兵役に駆り出されるというのは、こういった事もあったのではないでしょうか……。

    御勝はあっさり。おごれるものは久しからず。まさに、それです。

    この「御勝という男」は真比登お仕事編、シリアスで、恋愛の描写は一切省いていました。(これジャンル恋愛やんけ)
    次話からは、いつもの調子が戻ってきます。

    コメントありがとうございました。

  • 戦争を経験すると、普通の生活には戻れない。

    最初は敵兵を殺したり、味方がすぐ側で殺されたりすることに怯えて震えていたのが、戦いに慣れるにつれて、堪らなく楽しくなってしまうんですよね。敵兵を殺す度にアドレナリンが過剰分泌されて、敵兵を殺すことでしか生を実感できなくなり、敵兵を殺す以上の快楽を見出せなくなる。

    悲しいことに、人間の本質は非常に残虐……戦争という非日常に身を浸したが故に、平穏の中で安逸を貪ることが、堪らなく退屈で苦しくなってしまう。

    実に生々しいエピソードですが、だからこそ真比登の言葉に重みが生じる。

    真比登の生きる奈良時代末期は、防人に対する悪感情はないと思いたいですね……ランボーみたいに何とか生き残って祖国に帰ってきても居場所がない、なんて余りにも残酷で辛いですから

    作者からの返信

    輪廻さま

    こんばんは。
    ようこそ、いらっしゃいませ。

    はい、「戦争を経験すると、普通の生活には戻れない。」まさにそれです。ただ、奈良時代なので、そういった記録があるわけではありません。私の想像です。

    防人への悪感情……どうだったでしょうね?
    万葉集から読めるのは、別離の悲しさ。遠く離れて、今、夫はどうしているだろうか。妻は自分を思って嘆いているだろか───。というものです。
    実際、防人になって、そのまま故郷に帰れない、というケースもあったようです。
    帰ってこれた防人や兵士は、あたたかく故郷に迎えられていた、と思いたいですね。

    コメントありがとうございました。

  •  戦に行って、人を殺して、家にもどったらイライラしてしまう男の話、胸にせまるものがありました。
     その心情、理解できる気がします。(私は戦に行ったことはないですが)

     御勝、死んでたんですか。
     やはり、自信だけでは、戦場では生き残れないですよねえ。

    作者からの返信

    本城 冴月さま

    戦で死線をくぐり、平和な郷に戻ってきたのに、心の傷から、暴力的になってしまう……。
    奈良時代に、とくにその記録があるわけではないです。だから、私の想像です。
    でもきっと、あったんじゃないかな……。

    その心情、理解できる気がします、と言ってくださり、ありがとうございます。
    (私も戦にいった事はありません(;・∀・))

    御勝、射られて死んでいました。
    彼は思い上がっていた男です。すこしでも、まわりの忠告を聞き入れていれば……。
    ええ、自信だけでは、戰場は生き残れないでしょう……。

    コメントありがとうございました。

  • ここ、いい話ですね。

    作者からの返信

    月森 乙さま

    いい話と言ってくださり、嬉しいです。

    コメントありがとうございました。

    編集済
  • 百姓さんも兵役につくのに、自分で準備なんですね。そりゃ苦しくなりますね(・_・;
    頑張ったら、その分なにかあれば良いんですけど………。

    作者からの返信

    矢口こんた様

    奈良時代の百姓、自分で準備。まさに朝廷が民を搾取だと思います。(;´Д`)
    「頑張ったら、そのぶん何かあれば……」
    うーん、戦が終わってから、戦果いちじるしい者には恩賞があったようです。一部の人だけ。

    兵役が終わったら、どう、という事は調べきれなかったのですが、多分、少しの報奨、銭か食材かな?を渡されていたと思います。
    だって、兵役から解放されても、歩いて自分の郷まで帰らねばならなかったのですから。下手すると、帰る途中で野垂れ死に、という事もあったでしょう。
    ……地獄か! (゜o゜;

    コメントありがとうございました。

  •  こんばんは、御作を読みました。
     マヒトさん、死亡フラグをたてるだけ立てて死んじゃった。
     まあ、あの生き方では、無理だったか。
     嫌な奴でしたが、ちょっと寂寥感を覚えました。

    作者からの返信

    上野文さま

    こんばんは。
    ようこそ、いらっしゃいませ。

    御勝、死亡フラグたてるだけ立てて、さっさと三途の川を渡りました。
    ええ、あの生き方では……。
    彼はゲストキャラでした。こうなる運命が決定づけられていた、という。
    そうでないと、こういう退場の仕方はさせられません。(-_-;)

    「嫌な奴でしたが、ちょっと寂寥感を覚えました。」
    ご感想、ありがとうございます。
    この「御勝という男」四連作の、テーマが、それです。

    コメントありがとうございました。

  • 加須 千花さま

    こんにちは。

    真比登の「踏み外すんじゃねぇぞ」という心の言葉、重いですね。

    踏み外す人と踏み留まれる人の差はどこから生じるのでしょう。同じ経験をしても誰もが踏み外すのではなく、誰もが踏み留まれるのでもないのと同じように、「踏み外すな」という気遣いでかろうじて踏み留まれるものもまたいるのでしょう。真比登には経験からよくわかっているのですね。

    兵役ではまともな鎧なしで敵に向かわねばならなかったのですね。「兵役に一人だすと、その家はかたむく」し、兵に出した男は死んだものと思え、くらいだったのかな、という気がします。苛烈な世界におののきます。

    作者からの返信

    佐藤宇佳子さま

    こんにちは。
    ようこそ、いらっしゃいませ。

    真比登の、「踏み外すんじゃねぇぞ。」重いです。
    佐藤宇佳子さまのおっしゃる通りで、「真比登には経験からよくわかっている」のです。
    そうやって、兵役が終わったあとの人生にまで思いやれるのは、真比登の優しさです。

    どうやって入手していたか、まではわかりませんが、おそらく、一般兵は綿襖甲です。
    綿がぶあつくはいった、防災頭巾で全身おおってるイメージです。
    鉄ほど頑丈ではなかったでしょうが、当時の布は固かったので、意外と剣も、ほどほどに防げたのでしょう。

    兵役、出す家の者は、その男が帰ってこない事を覚悟したでしょうね。(-_-;)

    コメントありがとうございました。

  • 御勝、まさかのあっけない死……。でもこれが、戦場なのです。理性すらなくなる、狂い場なのです……。

    って、甲冑って自費なんだ……Σ(゚д゚lll)。

    作者からの返信

    虎の威を借る正覚坊様

    御勝、まさかのあっけない死。
    彼はこうなる、と決まって登場したキャラでした。
    ここは理性のなくなる、狂い場、です。
    (・_・;)

    ええ、甲冑は自前で用意。
    食費や武器代も、国の負担ではなく、個人負担でした。兵役、恐ろしや……。

    コメントありがとうございました。

  • 拝読致しました。
    あれ、御勝さん、あっさりと逝ってしまわれましたね(・_・;)
    奢れる者も久しからず、とは言いますが、それにしても早い退場(^_^;)
    その狂気めいた死に様は、戦場の異常性を現しているかのよう。きっと、その場にいた者しかわからない空気があるのでしょうね。
    しかし、自弁!
    鬼の制度ですね。
    郷に兵役の人数が割当られて、金のない家庭が自らを生贄のように差し出し、残った皆でお金を出し合って装備をかったのかなぁ、なんて思ってしまいました(;´ω`)
    戦場にあって優しさと人間性を保てる真比登さんは、稀有なひとなのですね!

    作者からの返信

    たけざぶろう様

    こんにちは。
    ようこそ、いらっしゃいませ。

    御勝はゲスト出演的なキャラでした。
    メインキャラがこの死に方をするのは、流石に……。(;・∀・)

    「その狂気めいた死に様は、戦場の異常性を現しているかのよう。きっと、その場にいた者しかわからない空気があるのでしょうね。」
    その通りです。
    私もそう思って執筆しました。

    「自弁!鬼の制度ですね。」
    はい、国民は労働力を搾取するものです。怖い古代国家。(・_・;)
    郷の人同士の圧力もあったのかもしれませんね。

    真比登、希有な武人です。(⁠θ⁠‿⁠θ⁠)

    コメントありがとうございました。

  • 自弁・・・こういう状態だったのですね。こうして読むと、国からは一体何が支給されていたんだよ、と思っちゃいますね。そうまでして、兵役につく理由は。。。よほど武勲を上げたいか、愛国心または郷土心あるか、はたまたそれらを上回る報酬が得られるのか。。。?

    あと、このエピソードで興味深かったのが、戦争の狂気に取り憑かれてしまう人々ですね。とても鮮烈な描写で良かったです。

    海藻の好きなDeer Hunterでも取り憑かれた人がいたり、確かThe Hurt Lockerでも(これは不確か)、爆弾処理班の兵士が自国に戻ってきたけど虚無感からまた戦場に戻るという描写がありました。一体どういう心理状態なのでしょうか。。。想像に及びません。

    作者からの返信

    海藻ネオさま

    こんばんは。
    ようこそ、いらっしゃいませ。

    兵役は民衆から国が「取り立てる税」です。労働力を提供しなさい、食費などは自分で面倒をみなさい、という、強権発動です。民衆は搾取するものなのです。(@_@;)
    この時代、戸籍があります。郷長も見張ってます。まわりの家々も見張ってます。逃げられません。
    古代国家、怖し。

    戦争の狂気。暗いエピソードですが、書かないわけにもいきませんでした。
    虚無感から、戰場にまた戻る心理。
    きっと、その立場に立ったら、わかるのでしょうね。けして、わかりたくはありません。(汗)
    これは架空のエンターテイメントを目指して書いてますので、
    「とても鮮烈な描写で良かったです。」と言っていただき、嬉しいです。

    コメントありがとうございました。