◆◆登場人物一覧・あらすじ◆◆
・
(28歳)
主人公。
愛馬、
武器は
左頬に
十二歳で家族を疫病で失う。
・
(23歳)
ヒロイン。切れ長の目の美女。
・
(18歳)
・
父ちゃん。
・
(18歳)
福耳。背が高くイケメンで教養もあり、武芸もイケる。爽やか。
・
(21歳)
チョビ髭。
・
(28歳)
大柄で四角い顔で目がちっちゃい。
・
(21歳)
・
(17歳)
・
(18歳)
・
(24歳)
副将軍。
ちなみに、大豪族であり、
・
(24歳)
大川の従者。いつもムスッと不機嫌そうな顔をしている。長身。しかし……
・母刀自、
・父、
・兄、
・姉、
・
◆あらすじ◆
奈良時代。
父親の側にいたい彼女は、父親が次々連れてくるお見合い相手に、我儘な条件をつける。
婚姻なんかしたくないのである。
父親は、美貌の副将軍に縁談を持ち込みたかったが、娘が出した条件に合わないので、泣く泣く諦める。
代わりに、誰か良いお見合い相手をよこせ、とせまる。
美貌の副将軍は、妻帯していない
大川自身は
なのに、怖いと評判の
どうせ縁談してもその場で断られるだろうから、と、
縁談中、蝦夷が夜襲。
救出のごほうびに、
「───この花束は、
とささやいたのは、何故か?
それはまだ、謎である。
* * *
おまけ。
夜。
白湯には、
「
それはそうと、
側に控える三虎に
「はい。
「え……。」
大川は
「身代わり?」
「そうです。
「ええー……。そんな事……、あり得るの?」
「事実です。なんとか、
「バレたら……?」
「
「うおぇぇ……、まことか……。」
大川が珍しい声をあげて、頭を抱える。
「
「三虎、それお前、本当に伝言か?」
「酒の席でしたから。」
三虎はしれっと返す。主をいじめて楽しんだ従者は、顔を少し真面目にする。
「冗談はともかく、今回は、オレ達に配慮が足りなかったようです。」
「そうだな。もし、ばれたら、私からも佐土麻呂さまに謝罪をしよう。
三虎、
「はい。
「よろしく頼む。」
「はい。……
「くおぁぁ……。」
大川はとうとう机に突っ伏した。
三虎は、はれぼったい目を、はっ、と見開き、
「大川さま、髪の艶が! 湯あがりに塗った油では、足りなかったようです。」
と、すぐに椿油と櫛を用意し、丁寧に大川の髪を
大川は顔をあげ、三虎にされるがまま、髪を梳かれながら、
「そんな怖い
と少し涙目になって言ったのである。
───完───
* * *
※
以前頂戴した、ぽんにゃっぷ様からの、大川のファンアートにとびます。↓
https://kakuyomu.jp/users/moonpost18/news/16817330667018703186
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