見えているのに届いていない。
届いているはずなのに気づいていない。
短編でいながら、綺麗にまとめられいるのが秀逸。
三人の関係を上手く置けば、緩急や明暗を上手く使い分けに引き込まれてしまうほど。
もっとあれやこれやの展開を読みたかったと思うのは読者のわがままだ。

心情描写が綺麗。それでいて爽やかな恋物語です。読後感が良く、一万文字という短い話の中で良くまとまっています。
とても素敵な話をありがとうございました。

　アイドルとオタクの恋。この妄想でしか浮かばないであろう恋愛をここまで現実的に、そして理想的に作ることが出来る者はそういないだろう。

　何と言っても終盤の甘々シーンには相変わらず理性を保つのに精一杯になる（当然良い意味で）。ヒロインの行動や表現一つ一つで読み手の心を射止めているように感じられた。これには流石学園1絶対的アイドルとしか言いようが無い。

　そしてそれをより甘く引き立たせるかのような甘酸っぱい青春シーン。こんな恋愛叶うはずもないという少し暗いシーンも、引き立たせてるとは言いつつも全てにはっきりと味がついていて、どのシーンも心動かされる。
　改めて恋愛小説の面白さを思い知らされる。短編でこのクオリティの恋愛ものは中々見ないだろう――　

王道とも言える、学園のアイドルで幼馴染で高嶺の花のヒロインが実は…という系のお話。

短編なので10000文字という制限の中、アイドル要素あり・エモい展開あり・横恋慕あり・やらかしありと盛りだくさん。更にヤベー奴という、追い要素のおまけも付いてくる。

中編・長編としてリメイクしても楽しそうな要素がまだ残っているので、将来的にも期待。

まず一言。良かったです。

たった1万字の制限の中で、よくこれだけしっかり描けていることに驚きます。

そして、可能なら長編も読んでみたいと思いました。

面白かったです。

中学に上がり可愛くなったことで、名前呼びから苗字呼びとなるなど、疎遠になった幼馴染との王道ラブコメ。

凄いなと思うのが一万字で縛りの中で友人の関係性も含めて、設定を入れつつ、入りからイベント、締めまでと綺麗に落ちていると思うのと、心情描写は省いてないところ。

短編ですし、リズムも良くさらっと読めるので、良ければご一読ください。