第39話 霧島神宮
自然環境豊かな森の中に立派な鳥居があり、秋には見事な紅葉が見られる
「森っていうか・・・山でしょ!」
令和とは違い、道路が整備されていないのだから当たり前だ。
「万姫様、もう少し進めば石の階段ですよ。
地元民の
(なるほど登山準備が必要な訳だ。)
「懐かしいですね。子供の頃はこの様な山の中を走り回り修行したものです。姫さま、先を見に行ってもよろしいでしょうか?」
「いいよ~。隣でソワソワされるより」
忍びの血が騒ぐのだろう、紅は許可した瞬間に消えた。
護衛がいなくなったので、覚兵衛と竜馬のおじさんコンビに挟まれている伯を呼ぶ。
「伯、オジサン達はほっといて
「おっさんに捕まったサルの気分だったぜ」
「そのまんまじゃん、ほら行くよ」
「ウっキーーーー」
東屋で
本殿周りはキチンと
「まずは、神様にご
一列に並び、二礼二拍手一礼。
「さてと、竜馬さんはどのあたりでお坊さんに会ったの?」
「坊主に会ったんわぁ・・」
「ちと小さいがぁ・・この杉の木のぉ、まえじゃ!」
この杉の木は、おそらく
「杉の木からドラゴンボールが生えてくるわけないし、そのお坊さんが元々持っていたドラゴンボールを竜馬さんに渡したのか・・・」
「何なのですか?そのドラゴンぼうとかっておっしゃるのは?」
シュタッ
紅が
「竜馬さんが持ってる
「それは、どこにでも落ちてるものですか?形は違うようですが・・・」
そういう紅が
「!!!それtっ・・どこで見つけたの?」
「??ごつごつした山の
「それどこーーーっ?貴次さん!ごつごつした山なんてあるんですか?」
おじさん三人で、境内の中を『おじいちゃんの散歩』みたいにテクテク歩いているところに呼びかけた。
「はい?ごつごつした山ですか?ありますよ。『
貴次は神宮の更に山奥を指さし、ニッコリ笑う
「今からは・・?」
「無理ですね、たどり着くころには日が暮れます」
「おおおおおおお、ごつごつした山の逆鉾ならぁわしゃ知っちょるぜよ」
竜馬が片足をケンケンさせながら、話に加わってきた。足の
「竜馬さんは山の頂上に行ったんですか?」
「行ったぜよ。しかも、その逆鉾は引っこ抜いた」
「「「「はああ?」」」」
「なんて・・・・
貴次が
「竜馬さん!その逆鉾は戻したんでしょうね?」
「正確に言うと、引っこ抜こうとした!そん時、
(なるほど、それでボロボロの着物を着ていたのか。)
「その後は、どうなったんですか?」
「う・・・おお?・・・う~~~~~~ん。覚えちょらん」
「へ?山から転げ落ちたんですよね?」
腕を組み足が痛いのかその場に座り込み、
「気ィついたら沼のとこに倒れちょったぁ・・慎太郎もお
「覚えてんのかーい」
ツッコミを入れずにはいられなかった。
「三日三晩歩いちょるし、腹は減る。姫さんに拾われんかったら、行き倒れてたき」
「んん?竜馬さん、どこの部分で過去に来たの?」
私たち家族が過去に来たときは、兄貴(ひかる)がタイムマシンを起動させたとか言ってたし・・・・・
「しらん」偉そうにふんぞり返って答える
「知らんって・・」
「前回と同じっちゅうなら、崖や山から落ちたっちゅうことぐらいじゃき」
○○をかける少女アニメみたいな感じ?
水戸黄門の娘 万姫 笠原源水 @portupano
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