第38話 竜馬と水晶玉
「竜馬さん、未来に行った後、元の時代に戻ったんですよね?どのくらいで戻れたの?」
(
「あん時は、十日くらいじゃったかなぁ?親切な男が、元の世界に戻しちゃるっちゅうて、あっという間に戻れた」
「親切なその人は、戻り方知ってるんだ・・・・・?あれ?じゃあ、なんでまた過去に来たの?」
「それがわかっちゅうなら、ここにおらんじゃろ?」
「う~~~ん、たしかに・・」考えても
「決めた!わしゃあ、元の世界に戻るまでおまんらと一緒にいるぜよ」
「ええええ?なんで?」
「わしを竜馬と知っちょたからに決まっちょるき」
さすが坂本竜馬、
~~
この人たちは一体、何を言っているのか?未来がどうのとか、過去がどうとか。
そもそも、この私のことを
「そうと決まれば、
「
竜馬さん・・黒豚をすき焼き鍋にしちゃった・・・
「お・・おいしいーーーーーーーーーーーーーー」
「あったりまえじゃき」
肉厚の黒豚さんと、とろとろのネギ、プリップリの
「薩摩に来て良かったぁ」
「そりゃあ、良かったなあ。うまいもん食って寝る、人が最も幸福を感じる瞬間だぜよ。
あきらめの悪い人だねぇ。
「そのうち帰れるんじゃないですかぁ?」
「姫さま、ひでぇ・・・いい加減」
「しいぃ・・聞こえますよ」
「
「よくしゃべりますねぇ・・竜馬さんて人」
「桂さん、じゃなかった。貴次さん、坂本竜馬って人は薩摩と
「へえ、あの仲が悪い長州と・・・ねぇ」
「その坊主が、この丸い石の玉をくれたぜよ」
ごそごそと着ていた
「坊主の話では、これは
竜馬が手に持つキラキラ光る丸い
「竜馬の玉(ドラゴンボール)・・・・・まさか、七つ集めると願いが
「ななつ??・・・・そん・・・いうちょったな」
ガシャン とんすいを落としてしまった。
「!!竜馬さん!その人、未来から来た人だ!・・・何か手がかりが見つかるかも」
「
貴次さんは、素早く部屋を出ていった。なんて仕事が早い人なんだ。
落とした肉の
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