第4話 雪だるまとの遭遇

僕が少し眺めているとあの女子生徒に向けたものと思われる呼び出しの放送が鳴り響いた。放送とともに女子生徒は校内へと去っていく。その時に目が合った気がしたがきっと気のせいだろう。それからはいつも通りに時間が過ぎていき僕はいつも通りの帰路に就く。「あっ!!!あの時の一年生!!!」聞きなれない声が後ろから聞こえてくる。その声はどうやら僕を呼んでいるようだ。人違いか何かかと思いながら振り返るとそこにはあの雪だるまを作っていた女子生徒がいた。なんてきれいなんだ。ただ純粋にそう思った。それが彼女との出会いだった。

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遠い冬の思い出 @sayaaaaa0429

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