第3話 ボスドロップ
ログインして驚いた。町の中じゃない。とっさに銃を構えてから、
「そうか…」
前回安全地帯なのを確認してからログアウトしたことを思い出し一息つく。
「この先なんだよな…レアドロップはハイティアのVSS…か」
最近も何千回に一度はドロップするらしいが…あの武器の欠点は狙撃銃だが初速が低いその速度なんと290
「狙撃はガラじゃないもんな…」
と言いつつ扉を開けるスピンコックは出来ないのでノーマルコックで次弾を装填する。
……あれか…固定機銃機械兵…手に持つ銃器はあの有名銃「ブローニングM2重機関銃」
――固定機械兵「M2」
奴は動けない代わりにリロードが要らない遮蔽を活用して勝利を掴み取れ!
という事らしいが…多分運営は遮蔽を意識させたいんだろう…と言っても隠れなければ50口径|《12.7mm》の弾で蜂の巣にされる…しかし弾幕をかいくぐり弱点に叩き込むにはどうするか…残弾は…
「箱には20
弱点はあらかじめ調べてあるが当てられる気はしない。高さ1mにある砲塔リング…例えるなら人間の腰に当てる必要があるその大きさ5ドットだ。
「撃ってれば当たるか?」
試しに2,3発撃ってみるが本体に当たるのみで一向に当たりやしない。
―ピーピー
と機械音が響くと50口径の雨に晒される。が安全地帯外で唯一と言っていいほど珍しい無限耐久の壁なので壊れることはない。
少し覗いて敵の体力を確認する。
「5%か…今ので」
いまのを見て次の遮蔽に走る間に弾を叩き込む移動中に4発当てれば5回繰り返せば倒せる計算だ。
「ふぅ…」
深呼吸をしてから一気に遮蔽から飛び出す。
―パァン カチャパァン カチャパァン カチャパァン
「意外と連射も利くんだな」
ここで一つ試したいことを思いついた。左手を銃から離し…
「痛っ…」
まぁスピンコックなんて初めてでそう上手くいかなかった。
もう一度敵のHPを確認すると合わせて8%ほどしか減ってない
「外したか…」
壁の裏で弾を装填する…この作業実はあるスキルで装填効率を上げれるそうだが取る気はない。レバーアクションはこのゲームではほとんどネタ武器扱いだ。
――――――数分後
今回の収穫は鹵獲品のM1894と
それからステータスはこんな感じだ
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ステータス
Lv. 8
HP 108
力 2
素早さ 5
体力 1
精度 4
22pt
スキル
P『スニーク』Lv.3▽
P『クイックコッキング―レバーアクション』Lv.1▽
武器
M1894
装弾数 8+1
予備弾数 65
VSS
装弾数 10+1
予備弾数 0
MP7
装弾数 0
予備弾数 0
所持金 204921G
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
要らないスキルがあるが正直取得上限はないからそのまま放置でいいだろう。
「気が利くな」
町にリスポーンをさせてくれるそうだ。この部屋から出れば歩いて帰れるが外に出て彼らみたいに武器など所持品を落とす訳にはいかない。ありがたくこの使用を使わせていただくことにする。
FPSの世界で生き残る話 味噌カツ @miso_katsu
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