第1話 海里涼という男
「攻略者名、海里涼さんですね、命の保証等は出来ませんが大丈夫でしょうか?」
「はい、大丈夫です」
「わかりました。ではいってらっしゃいませ」
そうして俺はダンジョンに入った。俺の周りでは人がモンスターと戦っていたりしている、しかし上の階層には興味がない、俺は一気に下へ向かう。
大体20階程降りた頃、狩りを始める。向かってくるオークなどおよそ10体、俺はそれを異能で1体ずつ殺していく。
「ふぅ、まあ最初にしては上々かな、」
21階、ここは中層と呼ばれていて、1~20が上層、21~40が中層、それ以下は下層と呼ばれる。ちなみに下層はダンジョンによって何処まであるか様々なので未定となっている
そして中層、ここは初見殺しステージと言っても過言では無い、なんせダンジョンによってモンスターの出てくる場合が異なるからだ。
まず、モンスターの出現方法で確認されてるのは質型、量型、連続型、妨害型の計4つだ、ここは量型、1度に大量のモンスターが出てくる形だ。
質型は上層で強化されたモンスターが出てくる形で中層から出てくる5の位の階層毎の中ボスとはまた違うモンスターだ
連続とはフロアによってモンスターが出てくる数が限られていてモンスターを倒すとすぐにモンスターが湧く、連戦する形だ。
妨害型、これがこの4つの中で1番しんどい、地形が滑りやすかったり、ネバネバしていたり、罠があったり様々だがどれも行動を制限してくる地形となっていてそこにモンスターが出てくるのだ。
今回は量比較的簡単な部類だ、俺はどんどん下へ潜っていく。そして25層に着いた。
中層からの5の位の階層には中ボスが居て湧いてくるモンスターとはまた別の種類となっている。
今回の中ボスはリューテナントオーク、簡単に言えば中佐オークだ攻撃力が高く以外にすばしっこい、まあ中ボスの中だと中ぐらいの強さで中層ではあまり出てこないやつだ。
「ここで中佐オークか、今日運悪いな〜」
そんなことを言いならがら首を刈り取る
「とりあえず先に急ごうかなー」
そう呟いて俺は先へ進む
1時間半がたった頃41層、所謂下層と言う場所に着いた。
「今日の中ボスは一段と強いやつが多かったなージェネラルオーク1体にスパイラルスパイダー1体と、下層でも出てくるやつが2体出んだか、割合バグってんなー」
通常、中層と下層で出てくる中ボスは変わってくる。しかし稀に中層に下層の中ボスが出てくることがあるその割合は4、5%くらいらしいなのでたった4回の中ボス戦で出てくるのはおかしいのだ。
と、下層で愚痴を言いながら進んでいると前から2体モンスターが出てきた、オーガとスパークスパイダーだ。
オーガは遅いが一撃一撃が重いし、ある程度の硬さはあるので油断していたらブチュッという感じで潰されてしまうので注意、スパークスパイダーは攻撃力はほぼないのと同じだがすばしっこく、毒や酸を飛ばしたり糸を飛ばしたり糸に毒また酸とつけて飛ばしたりでウザイ、集団戦になると真価を発揮するタイプのモンスターだ。
そうこうしているとスパークスパイダーが毒を飛ばしてきた。自分はそれを"魔力"を込めた糸で防いだ。
"魔力"とはダンジョン内にあるモンスターを復活させる元となるものでそれを体が吸収して全身に巡らせると自分の身体能力を高めたり、異能に込めて硬くしたり毒や酸などに耐性をつけたりできる。
ちなみに漫画でよくある'魔力'という言葉を引用しているだけで実態はよくわかっていない。
そんなこんな言いながら自分は向かってきたオーガの攻撃を紙一重で避けて首を刈り取り、スパークスパイダーを設置型の糸で動きを制限して絡め取り、首を刈り取った。
「うーん魔力もうちょい欲しいよなぁ」
元々魔力は人間の体の中に存在していない。なので他から魔力を取り入れないと行けないのだが、その方法がモンスターを食うという事だけしかないのだ。
しかも大体のモンスターは不味い、しかも1回で貰える魔力も少ないので何回も食べないといけない、美味いモンスターいるがやはり魔力の貰える量は少ないので多くを食べないといけない。でも魔力は万能なので美味しいモンスターは高値で取引されていて資産家やギルドに取られたり、またはその冒険者がその場で食べてしまったりしている。
まあでも俺は不味いモンスターを吐きながら大量に食べたんだけどね☆
それに魔力があれば実体化させて見えない壁を作ったりできる。魔力があればね
と、俺は不味いモンスターを食べながら下層に潜っていくのだった。
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ここまで読んできれてありがとうございます!
最近テスト期間だったり書く気が起きなかったりで書いてなかったんですけどまあ書いていくのでよろしくお願いしますー
ではまた次回、
Yenidən oxuyun(また読んでね)
迷宮サイコパス もこ @mokomokonowata
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