迷宮サイコパス

もこ

プロローグ

ある日突然世界にダンジョンが現れたその日、俺は生まれた。


俺の父は会社の社長で金を持ってた、でもその会社でダンジョンが現れ仕事が出来なくなった、新しい職場を見つけようとしたがいい物件は他の会社が取っていて無くなっているかダンジョンが出来ていた。見つけたとしても小さいし、機材が揃っていないなど散々で会社は倒産してしまったらしい。


しかし父は覚醒者となって異能を手に入れていた。「こうなったら結構稼げると噂のダンジョンに行く!」と言ってダンジョンに向かったんだそうだ。


最初は上手くいって稼ぐことが出来ていたらしいが途中から帰って来なくなった、多分死んだんだろう。


数年は父の貯金と父がダンジョンで稼いできた金で生活していけたが限界が見えてきて、母は夜逃げしてしまった。多分母は父の金目当てで結婚したんだろう、子供を1人で育てるつもりなんてもうとうなかったんだろう。


そして俺は孤児院に引き取られた、ダンジョンが現れたからってモンスターか何かが出てきたわけではない、数年も経てば人間は適応していく。某ウイルスコ○ナだって数年も経てばほとんど叫ばれていないだろう、そういうことだ。


だが、俺が10歳の誕生日だった時ダンジョンは暴走した。(後にこれをダンジョンブレイクと呼ぶ)ダンジョンの中にいたモンスターが出てきたのだ、その時の死者は3億以上にまで上るらしい、まあ、日本は優秀な覚醒者が多くいた、そのおかげで死者は1万人程度で済んだらしい。


そしてその事件を踏まえて考えられたのは、ダンジョンは"10年"以内に攻略しないと駄目だと言うことだ、危険ということで攻略されてこなかったダンジョンはそれをきっかけにどんどん攻略されていった。


しかしダンジョンのほとんどは攻略した際に崩壊してしまう、だから資源が多いダンジョンは残されている。あと、攻略が難しいダンジョンも残っている。まあどれも10年以内に攻略されていって2回目のダンジョンブレイクが起きたことはないんだけどね。


そして俺は18歳になった。成人するとダンジョンに入ることが許される、勿論異能を持ってないと駄目だが。


そして俺はダンジョンに憧れていた。ダンジョンに家族を壊されたのにだ。


それは小さい頃から人の死ぬところを見て精神が狂ってしまったのだろうモンスターや人がグシャっと潰れたり斬り殺されたりするところを見るととても愉快に感じてしまうんだ。俺は快楽殺人鬼にでもなったんだろうか。


まあ、小さい頃に戦争の事を書いた本をよく読んでいたからかな、自分にも人間としての心が残っているようで人が死ぬところは少し不快に感じるんだ。だから俺はモンスターを殺しに行く。


ちなみにだが俺の異能は糸だ、拘束してじっくり殺したり、一気に刻んで粉々にしたりと、汎用性が高く色々な殺し方が出来るし、肉を斬るときいい音を立ててくれて自分に取って大好きな異能だ。そして俺はその異能で今日もダンジョンのモンスターを虐殺する。





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海里涼

18歳 身長174cm 体重51kg

異能 糸

説明

手から糸をだしそれを硬質化したり粘着質にしたり軟質化したりそれを合わせたりすることが出来る。強度も限界はあるが自由にすることが出来る。




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ここまで読んでくれてありがとうございます

今投稿している「普通な僕と美人な彼女が付き合うらしい」のアイデアがあまり出なくなってきたのでこちらと並行して投稿して行こうと思います。あと昨日休んでしまったので明日はこちらの迷宮サイコパスと普通な僕と美人な彼女が付き合うらしいを同時投稿するので是非見てください!それでは

Lees het opnieuw(また読んでね)

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