ほしいのは唐縮緬

増田朋美

ほしいのは唐縮緬

昨日まで暑かったのが、今日はえらく寒くなってしまったようだ。なんだか知らないけど、最近の気候はえらく寒かったり暑かったりで、ちょうどよい季節がない。そんなわけだから、疲れてしまうとか、なかには体を壊してしまう人もいることだろう。そしてそれが単に一時的なもので済む人もいれば、そうでなくて一生かかっても治らない人もいる。その違いはどこから来るのか。それは人間には判別できないのである。

その日、寒いせいだろうか、水穂さんの状態は極めて悪かった。何度も苦しがって咳き込んでは内容物を吐き出すことを繰り返した。特に肉や魚などの食品を食べた訳では無いのだし、そう苦しがる理由がよくわからなかった。たまたま仕事が、休みだったために製鉄所に来訪していた由紀子は、水穂さんから目が離せなかった。

その時も、水穂さんが内容物を出したため、また畳代がたまらないよ、と杉ちゃんが、ぐちをこぼしたりしていたのであるが。

「ただいま戻りました。」

と言いながらジョチさんが、製鉄所に戻ってきた。

「お帰りい。こんな寒いときに大変だったね。それで、議員さんとの会食はうまく行った?」

杉ちゃんがそうきくと、

「ええ、まあ、いつも通りの内容でした。またやったんですか?」

ジョチさんは、汚れた畳を眺めて、そういった。

「はい、もうね。しっかりやってくれました。ほんとに、なんとかならないもんかね。いくら本人に話をしても仕方ないとはいえ、でも、畳代が、たまんないことには変わりがないよね。」

と、杉ちゃんは、わざと明るく言ったのであるが、声が大きいため、水穂さんが目をさましてしまった。水穂さんは、よろよろ布団から起きて、

「ご迷惑をおかけしてすみません。」

と、頭を下げるのだった。由紀子はこれを、水穂さんへのいじめなのではないかと思ってしまった。だってあれだけ苦しんでいたのだから、せめて許してあげればよいのに。なんでご迷惑をかけたといわなければならないのだろう。

「それにしても本日は寒いなあ。」

不意に杉ちゃんがいった。

「そうですね。僕も今日は唐縮緬の着物を出してしまいましたよ。」

ジョチさんがそれに合わせるように言った。

「そうか。もうそんな季節になるか。唐縮緬。寒いもんね。ていうか、そうならなくちゃだめだよな。そうならないと、日本の季節が進んでいかない。」

杉ちゃんがそういった。唐縮緬。なんだか聞いたことの無い言葉だった。ジョチさんが着ている着物なんて、ただの紺色の何も柄のない男物の着物だけど、それが、何を意味していると言うのだろう。

「唐縮緬ってなんですか?」

由紀来は、杉ちゃんに言った。

「ああ、唐縮緬は唐縮緬だ。いわゆる、羊毛で作られた着物のことだ。」

「羊毛?羊の毛ですよね?日本に羊を飼うことはできなかったと思うんですが?」

由紀子が思わず聞くと、

「ええ、日本は江戸時代は鎖国していたんですけど、長崎を通じて、毛織物がもたらされていたようです。全部の国と、遮断してしまったわけではありません。中国とオランダに限って貿易を許してました。だから、オランダから毛織物がもたらされていて、それで着物を作っていたそうなんですよ。」

水穂さんが言った。

「そうそう。毛織物は、室町時代に日本にはいってきたんだよ。当時毛織物は羅紗と呼ばれて、それを専門に売る羅紗屋という店もあったらしいぜ。それが、江戸時代に唐縮緬と呼ばれるようになったんだって。今は、ウール着物とか呼ばれているけど、なんか僕らは唐縮緬と呼びたいんだよな。それが日本独自の名前だからな。」

杉ちゃんもそう付け加えた。

「今でこそ普段着物の代名詞的な着物になっているが、江戸時代はものすごい高価でさ。相当な金持ちでなければ買えなかったそうだ。それで定食につかないで、唐縮緬を着ている人のことを縮緬ゴロとか、そういうふうにいったりしたんだよな。はははは。」

「そうですね。実用的な事を言えば、唐縮緬は、日本で唯一の冬用着物として名を馳せた生地です。だから正絹より暖かいので、こういう寒いときには使えるんですよ。それにシワになりにくいし、手入れも楽なので、もっと流行ってもいいと思うんですけどね。今は正絹が一番になっていますが、江戸時代は、いろんな生地の着物が流行っていたようですね。」

ジョチさんが由紀子にそう説明してくれたので、由紀子はあることを思いついた。由紀子は水穂さんをじっと見た。確かに袷着物ではあるけれど、ジョチさんが着ている唐縮緬とは遥かに薄い銘仙の着物を着ている。

「その唐縮緬というのは、特定の身分しか着用できなかったんですか?」

由紀子は思わず聞いた。

「うん、特に身分が固定されていたわけでは無いと思うけど、だけど、金持ちでなければ買えなかったというのは、本当だからねえ。だから、例えば、裕福な商人とか、武家の人とか、金持ちの人が買ったと思うよ。最も、今は身分制度など無いから、誰でも平和利用してるけど。」

杉ちゃんが言うと、

「僕は、一生かかっても着ることはできないでしょうね。」

と、水穂さんが言った。

「そんな寂しいこと言わないでくださいよ。今は誰でも着られるんだから、買おうと思えば買えますよ。それもびっくりするくらい安い価格でね。」

ジョチさんがそういったので、由紀子は、ある決意を固めた。

今日は寒いなと思いながら、増田カールさんは売り台に置かれた着物を整理していた。その近くで30代くらいの若い女性が、振袖のコーナーに有る振袖を、一つづつ取り出してはこれはだめだ、あれはだめだと難癖をつけていた。それと同時に店の入口に設置されているザフィアチャイムがカランコロンとなった。

「こんにちは。」

はいってきたのは、今西由紀子であった。

「あら、由紀子さんじゃない。あたしの事、覚えてらっしゃいませんか?」

と振袖を漁っていた女性が由紀子に言う。確かに、髪型も服装も変わっているが、たしかにその顔は由紀子も見覚えがあった。

「あ、もしかして、艶子さん?」

由紀子はすぐに言うと、

「そうよ!私よ。浜村艶子。去年の夏に製鉄所を利用してました。最も今は、彼の姓を取って、小島艶子だけどね。」

と女性はすぐに言った。

「そうですか。結婚したんですか?」

由紀子はそう彼女にいうと、

「ええ。結婚したと言っても、まだ籍を入れて、一緒に住んでるだけで、まだ式はあげていません。あたしとしては、式をやりたいのですが、私の母が猛反対しているんです。あんな男は馬鹿なんだって言って聞かなくて。確かに、問題はあったかもしれないんですけど、とても優しくて親切な人なので、ぜひ、式を上げたいんですけどね。せめて花嫁衣装でも用意すれば、母が認めてくれるかなと思って、それでこさせてもらいました。」

と、艶子さんは言った。

「問題があったという事は、例えば逮捕歴があったとか、そういうことですか?」

由紀子は、艶子さんに聞いた。

「いえ、逮捕歴があるとかそういうことじゃないわ。母は、ああいう仕事の人は、ポン中なんかになることが多いと言っていたけど、彼の話を聞けば、そういう事は無いそうです。でも母が絶対に結婚は許さないって、もうすごい怒って。母に、お母さんだって同じ仕事してたじゃないですかって言ったら、ぶっ叩かれました。まさかそういう事をされるとは思わなかったわ。母は私が居ることであんな仕事をしていたのかと思っちゃった。」

艶子さんは、由紀子に愚痴を漏らした。

「じゃあ、どんな仕事をしていたのよ?」

由紀子が聞くと、

「ええ、幇間のアルバイトをしていたんですって。母も、水商売やってたからそれと同じだと思うんだけど、母と来たら本当に頑固で、私と同じような仕事している人と結婚しちゃだめだって、怒鳴ったのよ。」

艶子さんは大きなため息を付いた。

「幇間、、、。聞いたこと無い職業だわ。」

由紀子は頭を捻っても意味が分からなかった。

「まあ、言ってみれば、女郎さんの男性版と言ってもいいですね。宴席のときに呼ばれて、女性の芸者がするような芸をしていた男性のことですよ。江戸時代は、芸者といえば男でも女でもどちらでも良かったんです。それが、時代とともに、女性だけの職業になっていって、幇間は役目を失っていったと言うけれど、岐阜かどこかに行けば、まだ幇間をやっている人が居ると聞いたことありますよ。ただ、元々偏見が強い職業でしてね。江戸時代でもなりたくない職業ワーストワンだったようです。当時は、口減らしとかで、仕方なく幇間をやっていたという人が多かったみたいですよ。」

カールさんがそう説明してくれた。

「カールおじさんすごいわね。日本の文化をよく知ってる。ちなみに、彼、小島和男の出身地は、岐阜県の揖斐川町なのよ。だから、幇間をやっていてもおかしくない場所だって言ってた。」

艶子さんがすぐそういったのであった。

「そうなんですか、、、。なりたくない職業ワーストワンか。そんな仕事に、どうしてその人は就いたんだろう?口減らしという事は、今の時代ではなかなか無いと思うけど。それなのにどうしてそんな仕事に?」

由紀子は急いでそう言うと、

「そういう事は確かにありません。私もそのあたりはよく知らないんですが、口減らしのためということではなさそうです。」

艶子さんは答えた。

「そうですなあ、それで由紀子さん。今日は何がご入用で?」

カールさんに言われて、由紀子は、

「あの、男物の唐縮緬という着物はありますか?」

と聞いた。

「唐縮緬と言いますと、ウール着物のことですね。はい、今のところ二枚ございますが、黒と焦げ茶、どちらにいたしましょう?」

カールさんは売り台から男性ものの着物を二枚出した。確かに、触ってみると、チクチクしていて、毛織物だと言うことがわかった。正絹と違って、体にフィットして気持ちよさそうという感じではない。

「おいくらでしょうか?」

と由紀子が聞くと、

「はい、500円で大丈夫ですよ。基本的に、着物は需要が無いものですからな。着物を着て、楽しんでほしいと思って販売していますから、値段は控えめですよ。」

カールさんが言うので、

「じゃあ両方ともください。お願いします。」

と由紀子は言った。

「わかりました。じゃあ、両方合わせて、1000円で結構です。」

カールさんが言うと、由紀子はカールさんに1000円を渡した。カールさんはそれを受け取って、領収書を書いた。由紀子は着物を受け取って、それを、紙袋の中に入れた。

「ねえ、艶子さん。お願いがあるんだけど。」

由紀子は艶子さんに言う。

「お願いなんだけど、その小島和男さんという男性、ぜひ製鉄所に連れてきてくれないかしら?幇間というのは、なりたくない職業ワーストワンとうことであれば、多かれ少なかれ差別的に扱われているはずよね。だからその話をぜひ、聞かせていただきたいの。私もその人にあってみたい。」

カールさんが由紀子に何を考えているのですかときくが、由紀子はそれを無視して、

「ぜひ、連れてきてちょうだいよ。他のメンバーさんも喜ぶと思うの。そして、みんなの前でなにか一曲踊っていただいて、幇間としての人生観とか、そういう事をお話してもらいたい。決して不自由なところがあっても、不幸ではなかったと感じてほしいのよ。そうしてほしいの。」

と言った。

「はあ、それでは、誰かにその幇間としての苦労話を聞かせてやりたいと由紀子さんはお考えなんですね。でも、日本の伝統芸能は、また違いますからね。今はなり手が少ないせいで過去に何があっても、なれる職業でもありますからな。お琴を習うのだって、すごいお嬢様でなくても、今は習えますからね。着物だってすぐ買えるのと同じですよね。」

カールさんがそう言うが、由紀子は意志を曲げなかった。

「そういう人だったら、きっと製鉄所の利用者さんたちも、勇気づけられるわ。きっと、幇間をずっとしているということは、すごい差別的な事もあったでしょうから。ぜひ、製鉄所へ連れてきてください。よろしく頼むわ。私も、その人の話が聞きたいし。」

由紀子は、にこやかに言った。

「わかりました。じゃああたしも彼に言ってみます。」

と艶子さんもわかってくれたらしい。由紀子は、よろしくお願いしますと言って、艶子さんに頭を下げた。なんだか、また悪いことが怒ってしまうのではないかとカールさんは心配そうな顔をしていた。でも、由紀子も艶子さんも何も言わなかった。

それから一週間後。由紀子は再び仕事が休みになって、また製鉄所に行った。その日もまた寒かった。由紀子は洋服を着ていたからあまり心配ないのであるが、着物であれば、非常に寒いと思う。水穂さんも唐縮緬の着物を着なければ寒いだろうなと由紀子は思った。

「こんにちは。由紀子です。水穂さんいますか?」

と、由紀子は、玄関先でそういったのであるが、返事はしなかった。由紀子は入りますよと言ってどんどん製鉄所の中にはいってしまった。製鉄所と言っても鉄を作ることではない。単に居場所がなくなっている女性たちに、部屋を貸している施設であり、時には水穂さんのように間借りをしている人も居る事は、由紀子も知っていた。だから利用者が喋っている声も聞こえてきてもおかしくないのであるが、今日はそれが聞こえてこなかった。由紀子が廊下を歩いて四畳半の近くに行ってみると、利用者の一人が、ふすまの隙間から、中を覗いていた。利用者は由紀子に気が付き、

「ああ、由紀子さんか、実は水穂さん、急に倒れてしまったようです。」

と彼女に説明した。由紀子はすぐに乱暴にふすまを開けて中を覗いてしまったのであるが、ちょうど水穂さんは、杉ちゃんとジョチさんの介添で、布団に横になっていたところであった。

「ほら横になって。もう、畳代がたまらないよな。何回、汚したら気が済むのかな。」

杉ちゃんがそう言うと、

「まあ、そういう症状ですから仕方ありませんね。それにしても、やたら悪くなりますね。もう寒いから、水穂さんもつらいのかな。暑い時と寒いときは、誰でも過ごしにくいですけどね。だけど、こうして迷惑をかけるのも、困りますね。」

ジョチさんがすぐいった。

「今日は、お客さんが来るから、体調を良くしてくださいと言ったはずなのに。」

由紀子は思わず言ってしまった。

「お客さんって誰だ?」

と杉ちゃんが言うと、製鉄所の玄関先に一台の車が止まる音がした。そこから人が二人降りてくる音がして、

「へえ、これが支援施設ですか。とても素敵なところですね。なんか以前働いていた旅館を思い出させますね。」

という若い男性の声がした。

「ええ、私が、一年前にここを利用させて頂いたのよ。傷ついて、大変なことがある人達が大勢いるのよ。」

声の口調で、浜村艶子さんの声だと思った。

「こんにちは。私、小島和男と小島艶子です。由紀子さんにここへ来てくれと言われて、こさせていただきました。」

「ああどうぞお入りください。」

と由紀子は玄関先に向かって言うと、お邪魔しますと言って、艶子さんと和男さんがやってきたことがわかった。そして、開け放したふすまから、艶子さんと和男さんの二人がはいってくる。思わず杉ちゃんまでもが、いい男だなと言ってしまうほど、小島和男さんと言う人は、色男でもあった。

「それで、今回は何をしにここへ来たんだ?」

と、杉ちゃんが言うと、

「由紀子さんが、主人を水穂さんに紹介してといったものだから。」

と艶子さんはにこやかに答えた。

「はじめまして、小島和男と申します。よろしくお願いします。」

若い男性はとても礼儀正しくジョチさんや杉ちゃんに向かって礼をするのだった。

「なんでも、小島さんは、幇間として働いていた事もあるそうです。今日は、その時のお話を聞かせていただきたくて、来ていただきました。私も、カールさんに聞いたけど、幇間というのはなりたくない職業でもあったわけで、いろんな意味で馬鹿にされることも多かったとか。それでは、結構辛かったのでは?」

由紀子は、司会者になった気分で、そう和男さんに聞いてみたのであるが、

「いえ、とても楽しかったですよ。若い後継者がいないのがああいう世界ですから、よろこんでもらえました。もちろん師匠は厳しかったけど、それはどこでも同じなんじゃないですか。だから、それは楽しくやらせていただきましたよ。そういうところでは恵まれているかもしれないな。」

と、和男さんはにこやかに言った。

「そうなんですか?」

由紀子は思わず聞いてしまう。

「まあなあ。確かにお笑い芸人と一緒みたいな所あるから、それなりに苦労があったと思うけど。今の幇間と昔の幇間は違ってきてるからね。お琴の世界なんかもそうだけど、なかなかなり手がなくて困ってる分野だからね。もう虐待みたいな事は無いよねえ。」

と、杉ちゃんがでかい声で言った。

「そうなんだ、、、。じゃあ、それは歓迎してもらえたのかな?でも、嫌な職業の一つでもあって、馬鹿にされたりすることも多かったのではないですか?」

由紀子はそう和男さんに聞いた。

「そうですね。確かに、若い人で友達はできなかったですがでも、それでも、年配の方からはよくやってるねと言われて、歓迎してくれましたから、それは嬉しかったですよ。」

和男さんはそういうのであった。由紀子は、本当なら、幇間であるゆえに苦労した話を聞かせて上げたいと思っていたので、こんな答えではどうしようと思った。何よりも由紀子は水穂さんに、苦労している人は自分だけではないと思ってほしかったのである。

「どうしよう、、、。」

由紀子の口から思わずそんな言葉が出た。

「どうしようじゃないよ。由紀子さんの腹黒の思惑は、もうバレバレだ。そういうふうに水穂さんのこと、元気にさせてやろうと思う気持ちはわかるけどさ。でも人を使うのはどうかと思うぜ。」

杉ちゃんに言われて由紀子は、自分が改めて変な事をしてしまったのだと言うことを知った。

「由紀子さん、あのときの唐縮緬はまだ出してないの?」

不意に、艶子さんが言った。由紀子はそうだ、今日は持ってきたんだったと思った。本来なら、和男さんの話を聞かせてもらった上で、お渡ししたいと思っていたが、今ではそんな事はできないだろうから、由紀子は、カバンを開けてしまった。

「ああ、僕には、無理ですね。僕は銘仙の着物しか着られないので。」

水穂さんは、横になったまま、由紀子が持ってきたものを見てくれてそういった。本来なら、そうなってほしくはなかったが、水穂さんにはやはり銘仙なのかなと由紀子は思った。

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ほしいのは唐縮緬 増田朋美 @masubuchi4996

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