あとがき

 お付き合いいただきありがとうございました。


 これが最初に書いた作品です。

 感嘆符の後ろを一文字空けるなどの暗黙の了解なども分からないまま書き始めました。とにかく最後まで書き上げるとの目標が達成され、いろいろ見えてくるものもありましたので次の作品に活かしたいと思います。


 書き始める前の最初の構想はもっとダークなものでした。リヒトは倒した敵のマナを奪い、速さに特化させて神速に近づいていくといったイメージです。

 さらにグレンは死に、ミレアはドラゴン化して飛び去り、リヒトは半魔人化してエレシナと共にガルガディアで生きていくことを決意すると。そもそも城までたどり着かずに終わっていました。

 ええ、もう、まごうことなきバッドエンドです(笑)

 そこから「どうハッピーエンドに持っていくか?」から話を作り始めました。


 物語はラストといくつかの支柱になる話を決めて書き始めましたが、書いているうちにもっといい話が浮かんだりすればエピソードを変えたりしていきました。

 ミレアの病気克服の話なんかは直前まで、もっと分かりにくい解決法だったのです。ワイバーンと戦わせるはずが自然と死神が登場し、ミレアの成長までの流れの話が勝手にできていました。

 リヒトの偽名も最初は追手から身を隠すためだったのですが、遠く離れた地で偽名を使い続ける意味はなんだろうと問いただした時に、「その名を汚す行いをするためにこの地を訪れたからだ」と答えが出ました。


 特に初期に、戦闘の合間にもっと息抜きのようなシーンを入れたほうが良かったかな? とかいろいろと勉強になることはありましたが、最後まで終わらせたのはいい経験になりました。


 次の作品はなんとなく構想はあるのですが、もっと明るい感じのものになると思います。

 温めつつ、短編なんかも書いていこうかなと思っています。あと怪異ファイルもね。

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ダークファンタジー 廃都ガルガディア 甘宮 橙 @orange246

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