遺書の傑作集〈アンソロジー〉

目次


5……はじめに


8……物語なし。登場人物なし。


10……落選者展


14……できることをできるって言うのはほら吹きとは違うね。


20……暗望


28……バイロンども


33……芸術家のすることは仕事とは呼べない。


40……誰も来ない。誰からの電話もない。


42……芝居が退屈になったら、客は劇場を出るべきだ。


50……消耗熱のような赤


57……一緒に寝るために。


59……飛び越えるためには幅の広すぎる川のそばに 身軽だった少年たちが今、眠る。


65……でも、お友達はどこにいるの、パパ?


77……聖母マリアは何歳だったのか?


80……コレッジョ性。


84……女子店員レベルの哲学。レヴィ=ストロースはサルトルの哲学の大半をそう切って捨てた。


90……皿洗い。


92……生ごみ。


94……そうです、ヴァージニア


98……写真術は芸術ではない。


106……驚くべきことではないが。


118……安らかな死に半ば恋した。


120……非直線的。不連続。コラージュ的。寄せ集め。


135……土曜に死んで、日曜に埋葬


140……しかし行け、そして耳を傾ければ彼女が呼びかけるだろう。


146……あるいは、人間の性質についての論文だ


159……誰でもないのが私の名前。皆は私を誰でもないと呼ぶ。


164……芸術家は現実を許容しない


168……キルケゴールはいつも学友にいじめられていた。


177……白い馬がこちらへやって来る音が聞こえる。


190……消極的能力


194……私は今日死ねる。もしもその気になれば、わずかな努力で。もしもその気になることができるなら。もしも努力が出来るなら。


198……時間の始まりの四五分前は何時何分だったのか?


202……さようなら、そして、思いやりを大切に。


209……あとがき 墓の中には手紙が届かない。

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断片集 —あるいは詩のような— 夏蜜柑 @murabitosan

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