第2話 転生しました

「芽依さんが、勇者の元クラスメイトだからでしょうか?」


え?勇者の元クラスメイト?

てことはもしかして…


「事故で死んだ玲奈たちが勇者ってこと?」


「はい、まぁそんな感じですね。因みに勇者としてしたのは優さんですね。」


あ~佐藤くんか~、確かに勇者に居そうな性格だったな。

ん?転生?転移とか、召還じゃなくて?


「あの~、クラスメイトの人たちって転移じゃなかったんですか?」


「ああ」


普通に考えてからやっぱテンプレなのは異世界転移!でも、転生っということはどういうコトなんだろ……

あの、蜘蛛に転生する有名な作品のあれ!でも確かクラスメイトが転生する感じだったけどやっぱ玲奈たちは死んじゃったのかな


「芽依さんのクラスメイトですが実際に地球では亡くなっています。」


やっぱ死んじゃってたカー


「ですが『ハイエスト』のある王国。魔帝国領に面している国の内、一番の大国が勇者召喚を実行したんです。」


勇者召喚ねぇ………あれ?でもそれだと


「でも、勇者召喚なら玲奈たちは死ぬ意味ないですよね?」


「そうですね。そこが問題なんです、」


「問題?」


「はい、実は勇者召喚が完璧ではなく…本来なら生きている人間に作用する効果が術式のミスと魔力不足によってちょうど亡くなった芽依さんのクラスメイトの魂に干渉した結果、という形で勇者召喚が行われました。」


な、ナルホド………

なんとなくは分かったけど………


「それじゃあ、国は勇者を探せないのでは?」


「今回のは前例のないことでして………こちらもよくわかっておりません。」


前例無いのかよ!てか。神様がわからないって結構ヤバいのでは?


「まぁ、私が転生する理由はわかりました、で、わたしはもう転生出来るんですよね?」


「はい。肉体もスキルなども、用意はできています。また、スキルの一つに『ハイエスト』のことがわかるようにと特殊なものも入っています。」


特殊なものってなんだろ?早く見てみたいな


「わかりました。頑張ってみます」


「あ、魔王って、どれくらい強いんですか?」


「そうですね……全力の私でも、勝てないかも…?」


女神様の全力で勝てないかも?それってただのバケモノでは?勝てる気がしない。


「まぁ、それなりに頑張って見ます……」


「はい、よろしくお願いしますね!あ、あと、最後に」


最後に?何だろ?


「あなたの姿は基本的には人間と変わらないようになっていますが、血が足りなくなったり、血液を操る攻撃をしたりとすると吸血鬼としての本来の姿に変わってしまうので何かしら工夫をすることをオススメします」


姿が、変わる……?なにそれ面白そう!


「面白そうですね!」


「お、面白……?」


「あれ?何でそんな顔をするんですか?」


女神さまは何故かドン引き!という感じの目で私を見つめてくる、あ、てか、強いスキルとかが何個あるのかな、?早く戦ってみたいかも!


「そうですね、まぁ、死なない程度に、そして、こっちからの依頼をやってくれればあとはこっちとしても問題はありません。程々に楽しんできてください。」


よっし!楽しむぞオーやっぱ、冒険者かな?あ、でもクラスメイトに合うのも良いかもな〜。

正体を隠していきなり現れるのも面白いかな?


「ま、まぁ、頑張ってくださいね?」


「はい!行っていきます!」


そう言った瞬間に、私の視界は真っ白に染まり、意識が朦朧としてくる。


「あ、芽依さん!私も定期的に会いに行きますので!」


女神様が何か言っているけどよく聞き取れないな。


そうして私は異世界に転生した。

――――――――――――――――――――


「ゔ、ううん…………はっ!」


ここは?あれ……?


ああそうか、私転生したんだったな。

確か女神様はステータスって唱えればいいって言ってたな。


『女神様じゃなくてお母さん!って読んで!』


ん?なんか聞こえたような……


『……………………バチッ』


あ……これはどういうことだ……?

まぁ、いっか…

とりあえず


「ステータスオープン」


☆☆


名前 メイシャ・ソウィリシア

種族 吸血鬼

スキル

『吸血』『血液操作魔法』

『四大魔法(火・水・風・土)』

『眷属召喚』『眷属化』『アイテムBOX』


称号 『ハルゼスト』の守護者

☆☆


うん、まず言いたい。


「何で名前変わってるのーーー!???」


芽依からメイシャにってるし……

魔法関係や吸血とかは、テンプレ的なのだし想像通り……ん?

眷属召喚って、なんぞや?

詳細とか見れないのかな?……うん…あ、出来た



『眷属召喚』


自らの血を贄とし、血を操る伝説級の生物を眷属として召喚する。



うん。なんかよくわかんないけどヤバそう。

でもなんか面白そうだなーよし。


「『眷属召喚』!」


その瞬間私の身体から、血が溢れ出てきた。

そしてその血は地面に魔法陣を作り、赤く輝いた。私の体の中心部から、熱くじわじわと熱を感じる。そして、身体の中から、血液と一緒に金色の細い線が、出てきた。私の体を螺旋を描いてうごめくは恐らく魔力というやつなんだろう。魔力が魔法陣に入り赤のなかに、金色の謎の文字が浮かび上がり…………



なかから銀と赤が基調のドラゴンが出てきた


――――――――――――――――――――

はい、更新遅くなってすいませんでしたぁぁ


コツコツと頑張るので、末永く、見守っていただけると……


よろしければ☆、♡の程もお願いします!




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世界を救うのは勇者として転生したクラスメイト達ではなくあとから転生した私の役目らしいです とるっぽう @toruppou

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