第3話 疲れた…

女のうちに来てから1晩たった

女は朝早く仕事言うものに行った

ここにはもう1人女がいる

ママと呼んでいたので母親だろう


お腹も空いたしトイレも行きたい

砂がない、どうしよう

家の中をうろついて小さい隙間があったから

ここならバレないし大丈夫だろうと思ってスッキリ

とはいかず家にいる女に怒られた、らしい

仕方ないじゃんか…


女と1日過ごして暗くなった頃仕事へ行っていた自分を拾ったやつが帰ってきた


開口一番「棚の隙間でトイレしたのよ」

と母親

「あらまー」と呑気な娘


どうやらこの家は動物が暮らしていい場所では無いらしい

さてそろそろまた捨てられる頃か

そう思っていたら女の姉?というのか?

それが「うちも禁止だけど犬の散歩連れてく人いるくらいだから大丈夫」と次の行き先が決まった


拾った女とその姉の住む場所は自分からしたら遠いけど人間だとお互いが見える場所に住んでいてかなり近いらしい


トイレ砂を買ってもらい数日あの泡泡にまみれて帰ってきたり(ノミ殺すためらしい)

数日で自分の生活がガラッと変わった

この人たちは怖くない

そう思えた


でもお母さん、会いたいよ

他にきょうだいはいたのかな

なんで自分だけあんな場所にいたのかな何も思い出せない

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みんなの兄ちゃんになれたかな 入力切替♾️ @41tamagoyaki10

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