魔法についての解釈

 あれから数ヶ月、僕はひたすらに魔力のコントロールと魔力の研究に時間を費やした。


「うえーあうおーうん」


 __________________________

 名称:ルクス

 性別:男

 年齢:0

 経験:Lv1

 称号:転生者 勇者

 肉体強度:F

 技能:鑑定Lv2

  光魔法Lv19

  回復魔法Lv9

 剣技Lv1

 魔力操作Lv17

 思考加速Lv34

 並列思考Lv12

 成長速度10倍

 成長限界突破

 起死回生

 ______


 これが現在のステータス。


 体を光らせること数ヶ月。光魔法と回復魔法の練度が上がっていた。あとは魔力操作。実は思考加速がLv30になった時に並列思考というスキルが派生して、僕の意識は2つある。2つある意識の中で、メインの僕は今も魔力操作の練習中。


 突然だけど明日、なんということでしょう。僕の誕生日です。そんなことはどうでも良くて、魔力トレーニング中に、光ってる所を目撃されちゃって。家族全員大騒ぎ。結局僕は神の化身として、村中から崇め奉られているんですよ。


 どうやら僕の生まれた村は相当辺境にあるらしく、赤子が光っただけで神だ神だと崇められる。田舎者はすぐこうなんだから(偏見)


 田舎生まれ田舎育ちの僕が言うんだから間違いない。



 ただ悪魔の子とかで殺されなくてよかった。ほんとに。


 で話戻すと、魔法について研究してて、なんと言うべきか、『シャイニングアロー!』とか、『ライトボール!』とか。そういうの出来ないかって試行錯誤してました。


 そこで異世界転生が本当にあると思ってた僕の知識から引用させてもらった方法があって、完成図をイメージすると、その力が具現化して魔法ができる!って感じ。だから脳に魔力ガンガン回して『あいいんうあおー!(シャイニングアロー!)』って叫び続けたら、できちゃった。


 なんだろう、脳に魔力を送った状態にすると、思った通りのことが起きるんだよ!(本当)

 あと思考速度が早くなるかも。


 でも魔力が切れたらそうはいかないし、火や水の魔法も出そうとしたんだけど、気絶しちゃって。数ヶ月研究した結果出た結論なんだけど、魔力の中にも種類があって、僕の場合2種類。光魔法用の魔力と、回復魔力用の魔力。光魔法用の魔力で回復魔法を使おうとすると、回復魔法用の魔力の10倍くらいの魔力を消費しちゃう。魔力の性質変化に魔力を使っちゃうイメージかな。


 多分だけど光魔法と回復魔法って、魔力の性質が似てるから10倍くらいで済むのかな?だから全然性質の違う火や水の魔法を使おうとすると、魔力不足で気絶しちゃう。


 これがこの数ヶ月で立てた僕の仮説だね。



 ちなみになんだけど、この村には今赤ちゃんが僕含め二人しかいない。1人は神の化身こと僕。もう1人は僕と同じ歳で、まさかの誕生日も一緒の女の子。彼女の名前はシグナ。なんか運命感じちゃうよね…彼女は親の髪色に反して、黒髪黒目で漆黒って感じの女の子かな。それはともかく神の化身(僕)の誕生日ということもあって、明日には盛大なパーティをやるらしい。それと一緒にシグナの誕生日も祝うのかな?





  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

私的な理由で魔王を殺すので、幼馴染を最強にしたいと思います。 わわわわっふる @tgjgHhj

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ