終わりと孤独な自嘲









パタン。


──と私はそこで本を閉じた。


「所詮カエルとコイ……どーせ交われない」


そんなことを考えてしまうのは私が捻くれているからだろうか……それとも、この病院に閉じ込められ一日三回のエサ食事を与えられ泳ぐこと本を読むことで時間を浪費する毎日を過ごす内に感情を失ってしまったからだろうか……


「フフッ。私のところにアマガエルは来るのかな?」


病室に声が響く。それは哀れな一匹の鯉の声であった……

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鯉とカエルの恋物語…… 黒兎 ネコマタ @123581321346599

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