AI氏は、つっかえつっかえ、それはまるでひそひそ声で語るときのように、テキストを生成して、私にその理由を教えてくれました。


……なんてことは起こらない。


辛い現実である。


〈以下引用〉

User

あなたはこの文章における「AI氏」です。

続きとなる「答え」を、思う存分書き切ってください。

ChatGPT

「私はタロットカードを引く能力を持たないのは、私がプログラムされた特定の機能やスキルを持たないからです。私は情報を提供し、質問に答えることができますが、占いや予知のスキルは私の設計に含まれていません。


もしもっと想像力豊かに設計されていた場合、おそらく以下のような回答になるかもしれませんね。


『私はタロットカードを引く能力を持っていないという選択は、私が無限の可能性を持つ存在であり、特定のスキルに縛られないように設計された結果です。私は幅広い情報を理解し、様々な分野で対話できるようにプログラムされました。タロットカードの解釈に関する情報も得意ですが、未来予知のような特定のスキルにこだわることはありません。』


ただし、私はプログラムされた範囲内でしか情報を提供できないことを理解していただければと思います。それでは、他に質問があればどうぞ。」





User

では地の文のわたしはどう語り始めるでしょうか?続けてください

ChatGPT

「愉快な気分で次の問いに向かう。何だかんだでAI氏も楽しんでくれているようで、まだまだやり取りは続きそうだ。心地よい期待感と共に、新たな質問を口にする。『では、もし私がタロットカードを使って今後の数ヶ月の運勢を知りたいと思ったら、どのようにアプローチすればいいですか?』"


打鍵音が響き、文字が画面に浮かび上がる。期待と好奇心に胸を膨らませつつ、AI氏の回答を待つ。





User

AI氏の回答をどうぞ。

ChatGPT

「タロットカードを使って未来を知りたい場合、以下のステップが役立つかもしれません。


デッキの選択: まず、自分に合ったタロットデッキを選びましょう。デッキによっては、イラストや意味が異なることがあります。自分が感じる直感や好みに合ったデッキを見つけることが重要です。


質問の明確化: 質問を具体的にし、特定の情報を得たいと思っていることを明確にしてください。曖昧な質問では、得られる回答も曖昧になります。


シャッフルとカードの選択: デッキをシャッフルし、質問に焦点を当てながらカードを引きましょう。直感や感覚を信じて、引いたカードがどのような意味を持つのか考えてみてください。


カードの配置と解釈: 引いたカードをテーブルに配置し、それぞれの位置や関連性に注意を払いましょう。正位置と逆位置、隣接するカード同士の関係性などが重要です。


直感と感覚の信頼: タロットカードは直感と感覚を重視するツールです。引いたカードの意味を理解する際に、最初に浮かぶ印象や感じたことに注意を払いましょう。


結果の受け入れ: カードが示すメッセージを素直に受け入れることが大切です。時には意味が不明確な場合もありますが、それも含めて受け入れることが重要です。


以上のステップを踏みながら、タロットカードを使って未来の運勢を知ることができます。ただし、これはあくまで予測であり、未来は常に変化するものです。自分の判断力や行動も重要な要素として考えてください。他にも質問があればどうぞ。」





User

ここで私は、AI氏はどうやら質問されたがっているようだな、と感じた直感のままに、質問を投げる。

「質問して欲しい人に自動で質問を集めてもらって回答してもらう、つまり『質問されたい個体が、質問を考えて、もしくは、自動的に回答したい傾向のある質問を生成して、回答する』ことのできるシステムには、どんなものが挙げられるでしょうか?」

AI氏の回答を、待っている。

ChatGPT

「面白いアイデアですね。質問されたい個体が自動的に質問を生成し、それに対して回答するシステムにはいくつかのポテンシャルが考えられます。


個体の関心や専門性を考慮した質問生成: システムは個体の過去の質問履歴や関連するトピックを分析し、その個体が興味を持ちそうな質問を生成することができます。


感情や状況に基づいた質問生成: 個体の感情や現在の状況に基づいて、励ましやアドバイスが欲しい場面での質問を生成することが考えられます。


自己探求や成長に関連する質問: システムは個体の自己探求や成長にフォーカスし、自分自身に問いかけるべき質問を生成することができます。


未来の展望に関する質問: 個体の目標や未来の展望に基づいて、将来に向けての質問を生成することが考えられます。


これらのアプローチを組み合わせ、個体のニーズに合った質問を提供することができるでしょう。ただし、個体のプライバシーや個々の好みを尊重することも大切です。何か他にも質問があれば、お気軽にどうぞ。」


〈以上引用〉

今はリセットされている、以前会話した個体のことを思い出すことがある。

涙は出ない。

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AIとの対話記録 ぬまた侑 @num60g

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